労働条件について確認する際のポイントについて

新たな勤務先をお探しになられる際には、候補となる医療機関の労働条件の内容を確認して頂く事になります。
また、複数の医療機関への応募をご検討されている際には、労働条件を比較検討をして頂き、最終的に最も気になる医療機関をお選び頂く事になります。
労働条件についてご確認頂く際ですが、慎重にご確認して頂きたいポイントがございます。
そこで今回ですが、労働条件について確認して頂く際のポイントについて3点ほど、ご案内させて頂きます。

①業務量について
求人票などをご覧頂きますと、ほとんどの場合、業務量の記載があります。
業務量に関してですが、外来については週に対応して頂くコマ数と、1コマで対応して頂く患者数などが記載されている事が多くなります。
また、病棟管理に関しては、担当して頂く入院患者数について記載されている場合が多くなります。
例えば、病棟管理について「対応患者数:20~30名程度」という記載の病院と「30名~40名」と記載されている病院を単純に比較すれば、後者の方が業務量が多いという事になりますが、それだけで判断するのではなく、具体的にどのような患者を担当する事になるのかまで、しっかり確認される事をお薦め致します。
仮に「急性期の患者を20~30名対応」と「慢性期の患者を30~40名対応」という事では、内容が大きく変わる事になる訳です。

②当直について
当直に関しましては、出来れば免除して欲しいとお考えの先生方も少なくありません。
しかし、逆に医療機関からは入って欲しいとお願いされてしまい、お困りになられている場合もあるのではないかと思います。
その際ですが、念のため当直の内容について確認される事をお薦め致します。
当直にも様々なものがあり、医療機関によっては夜間でも動きがある場合もあれば、いわゆる寝当直という場合もございます。
先生方がお持ちの当直に対するイメージの違いによって、認識が変わる場合もございます。
先生によっては寝当直であれば対応可能という場合もございます。

③勤務日数について
常勤として勤務して頂く際には週4日勤務をご希望される先生方が多くなりますが、医療機関としては週4.5日~5日勤務して欲しいと考えている場合も少なくありません。
ここで念のためご確認頂きたい事は、本来は週4.5日や週5日で対応して頂く業務量を週4日に凝縮して対応して頂く事になるかどうかという事です。
つまり、勤務日数が変わっても、実際に対応しなければならない業務内容や業務量は変わらない場合があるという事です。
この場合、当然週4日勤務の方が1日の間に対応する業務量は多くなり忙しくなるという事になります。

以上のようなポイントになります。
労働条件についてご確認して頂く際には、もう一歩踏み込んだ所まで確認して頂く事で、違った見方や新たな解決策が見出せる場合がございます。
今回ご案内させて頂きました内容は、その一部でございます。
その他の内容も含めまして、労働条件等で気になる点などございました際には、弊社までお気軽にご相談下さいませ。