転職活動で採用面接は何件くらい受けるもの?

 

転職先をお探しの先生は「可能な限り多くの候補に応募をして比較してみたい!」とお考えになる事もあると思います。
またそもそも転職は初めてという先生方からも「面接は何件くらい行くのが良いのか?」というご相談を頂く事もあります。

そこで本日は『転職活動での採用面接は何件受けるのがベターなのか?』をお伝えしたいと思います。
夏以降の転職、また来年4月に向けて転職をお考えの先生もいる為、参考にして下されば幸いです。

まず先生が納得できる転職活動をするという事だけにスポットを当てれば、スケジュールが許す限り何件でも面接に行くのは良いと思います。
多くを比較検討でき、その中から最良の1件に絞れるというメリットがあるからです。

しかし…転職活動を少し違った角度から見た時にはデメリットも存在します。
そういったメリット、デメリットを参考にしていただいた上で是非面接に踏み出していただきたいと思っております。

以下は、そのメリット・デメリットです。
————————————————
< メリット >
◆多くの医療機関の中から自分の希望に合うベストに近い条件の医療機関を選べる可能性が高まる。
◆面接に行ってみない事には分からない情報もある為、多くの医療機関を見る事でそれらの情報を吸収し、比較する事が出来る。
◆自分に合う医療機関がどのようなところなのかしっかりとイメージ出来ていない場合、多くを回る事で徐々にイメージが湧き定まる事もある。

< デメリット >
◆面接件数が多いほど、面接日程の間隔が大きくなり、仮に最初の医療機関から採用オファーがあった場合、(他の医療機関と比較検討する為に)返答に時間が掛かってしまう。よって面接が終わった病院側を待たせる事になり、先生に対する心証を悪くする事がある。
◆↑を踏まえると短期間で多くの面接を組まなくてはならず、スケジュール調整が非常に困難。
◆将来的に再度転職をする事になった場合、過去に一度断った医療機関が多いほど再応募はしにくくなる。(仮に再応募となった場合、2回目の採用面接を受けるという事は入職する事を前提に行なわなければならない為。)
◆多くの病院を見すぎて、本来の目的・希望を見失う事がある。
————————————————

意外にデメリットは多いです。
多くの面接に行く事は悪い事ではありませんが、医師としての長いキャリアの中では後の事も考えて行動される事をお勧め致します。

結論まで長くなりましたが、では本題の何件くらいが良いのかという事ですが、過去の転職成功例から見てみると(過去400件の社内データ統計によると)面接の数は平均で2~3件というデータが出ています。
先生のご希望条件によっては、その医療機関しかないという一点集中になる事も多々ありますが『転職の際に行く面接は何件が良いのか!?』の回答という事であればこの2~3件という事になります。
(ただ数多くの案件に応募したいという事でしたら、勿論それでも良いです。)

ちなみに。上記の<メリット>は実は私共で行う事前の病院リサーチ・先生への情報提供によって補える部分もあります。
内情も併せてお伝え出来ますので、ある程度事前に絞り込む事は可能です。

先生の転職活動は基本的に公に行うものではない為、上記のメリット・デメリットは参考にしていただきながら、採用面接に臨んでいただければ幸いです。