医師募集(求人)の背景には医療機関側の様々な想いが込められています。
それを私共は『採用熱』とも呼んでいるのですが、本日はその採用熱についてお伝えしたいと思います。
そもそも何故この採用熱を知っておいた方が良いかと言いますと、それは転職までの流れに大きく影響するからです。
時には先生の転職計画・想定から大きく外れてしまう可能性もあるからです。
例えば、
・既に今現職場で退職の申請をしてしまっているからこそ、直ぐにでも転職先を決めておきたいと思っていたのになかなか採用オファーが来ない。
・良い条件で採用オファーが出るであろうと思っていたのにそうでもなかった。
・面接の感触だと直ぐに採用オファー来ると思っていたがそうでもなかった。
・採用されると思っていたのに、見送られてしまった。
…etc
以上の事もある為、事前に採用熱を知っておく事で「並行して他の話も進めておこう」等、今後の転職計画や対策を取る事が出来ます。
では医療機関側の採用熱にはどのような種類があるかと言いますと、大凡は以下の通りです。
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① 医師が複数退職予定の為、急募したい。
② 1名欠員している為、募集している。
③ 今後医師の体制を今以上に強化する為、増員を考えている。
④ 良い先生なら採用を考えている。
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これは①→④の順に採用のハードルが上がります。
そしてハードルが上がるほど面接後から採用オファーが出るまでも時間を要する可能性が高いです。(医療機関側が慎重に検討をする為です。)
この採用熱はなかなか先生ご自身で把握する事は難しいと思いますので、もし転職エージェントから情報を貰っている先生はそのエージェントに聞いてみる事をお勧め致します。
そして優先度の高い医療機関の採用熱が分かったところで、今後どうするべきかをエージェントと一緒に考えるべきです。
但し、必ずしも①の方が良いという事はありません。
確かにハードルが低い方がお話がスムーズに進みやすいという事はありますが、内情をよく知らないでお話を進めてしまう事で「まさか…」が入職後にやってくる事があります。
私共が何度もこのサイト内で申し上げている通り、医療機関側の内情を知らないと転職後に後悔してしまう事になります。
求人の条件だけを見て、あとは病院の雰囲気だけで決めてしまうと、入ってから後悔する可能性も高くなります。
だからこそ内情をよく知る転職エージェントを頼るべきなのです。
「求人数を沢山持っています」とか、そんな一般的なエージェントの営業トークに誤魔化されるのではなく、内情をよく理解して下さい。
(だから私共は精神科専門の紹介会社として活動し、日々内情までを情報収集しています。)
医師の募集をするからには必ず採用熱が隠れています。
それを知り、そして内情を知り、先生方には転職活動を少しでも円滑に進めていただきたいと思っております。