複数のクリニックを運営している法人については院長が変わる事はよくありますが、病院の院長職については数年~数十年に一度のサイクルで院長交代のタイミングがあります。
本日は病院の院長が交代となった事で実際に起こったいくつかの事例をご紹介したいと思います。
院長交代によって過去に以下のような事が起こっています。
◆勤務形態や内容、条件面が見直されることになった。
◆これまで慢性期主体から急性期への移行を始めた。
◆今後は認知症の患者様をメインに受け入れを行なっていく方針に変わった。
◆院長の専門である疾患の病棟を作る事になった or 積極的に受け入れるようになった。
◆紙カルテから電子カルテへの移行が決まった。
◆院内に活気が出始めた。(逆も然り)
◆経験豊富な看護師の採用に力を入れ始めた。
◆経営コンサルタントを雇うようになり、売上志向が強くなった。
…etc
以上のように、
(理事長が院長の事もありますが)余程 理事長の権限が強くない限り、院長交代で病院の雰囲気や内容、そして病院の方向性は変わります。
それほど病院の院長の交代による影響力は大きいのです。
病院は数年単位で方針が変化していきますが、そのキッカケの一つが院長交代のタイミングという事になります。
また、転職をしたばかりの先生や今後転職をお考えの先生方は、特に上記のような情報でお考えが変わる事もあると思います。
「せっかく転職をしたのに今後不安だ。」
「今後転職を検討していた候補病院であったが、先が読めなくなってきた。」
「転職を考えていたが、(現職の院長が変わった事で)今の病院での勤務をもう少し続けてみよう。」
病院のキーマンになる院長については、現職場であっても、転職先候補であっても、どのような先生なのか確認する事が重要です。