指定医や専門医などの資格を取得する際の考え方について

初期研修が終わり、これから精神科の道に進む事をお考えの先生方や、他科から精神科への転科をご検討されている先生方など、将来的に精神科を専門にしたいとお考えになられている先生方の大多数が、指定医や専門医などの資格の取得を目指される事になります。
資格の取得を目指される際ですが、いずれも簡単に取得出来る訳ではなく、最低でも3年以上は精神科の病院での勤務経験が必要になるなど、それなりの労力や時間を費やしつつ取得を目指して頂く事になります。
そのため、どのタイミング(活動を開始される際のご年齢や時期)についても予め計画を練りつつ、最適な時期を見定めて計画を進めて頂いた方が良いと考えております。

また、労働条件についても意識して頂く必要があると考えております。
特に他科から精神科への転科をご検討されていらっしゃる先生方の場合には尚更です。
その理由はと言いますと、例えば40歳の内科の先生が精神科へ転科をご検討されたとします。
この先生の場合、既に内科にて10年以上のキャリアを積まれており、給与額についても10年以上の内科での経験値を踏まえた金額になられている可能性が高くなります。
そこから精神科へ転科するという事になりますと、医師歴としては10年以上あったとしましても、精神科でのご経験はほぼゼロという扱いになり、ご提示して頂ける給与額に関しましても精神科未経験という事で内科医時代よりも低い金額を提示される可能性が高くなります。
それでも普段の生活に支障をきたさないかどうか、その辺りが非常に大きなポイントになってくる事になります。

また上記のように給与額について考えること以外に、勤務日数や当直の有無など勤務形態についても考慮する必要がございます。
資格取得を目指す際ですが、週4.5日、週5日勤務を求められる場合も多くなります。
併せて週1回の当直に入って頂きたいとの依頼を受ける可能性も高くなります。
その方がより多くの経験を積んで頂く事が可能であり、必要症例を集めるにあたり少しでも早く集める事が可能になるためです。
こういった背景がある事も視野に入れつつ、ご計画を練って頂けると良いのではないでしょうか。

過去には、弊社の方でも指定医や専門医の取得をご希望されている多くの先生方のご案内を手掛けて参りました。
当然、先生方によってご希望されている条件等に違いがありますが、出来る限りそれぞれの先生方のご要望にお応えできるよう対応させて頂きました。
これから資格の取得を目指される先生方、ご不明な点や不安な事などございました際には、お気軽にご相談下さいませ。
それぞれの先生方のご状況に合わせたご提案をさせて頂きたいと考えております。
どうぞ宜しくお願い致します。