ご存知の通り、精神科分野は精神科単科病院という精神科専門の病院が数多く存在します。
多くの精神科医の先生は、その精神科単科病院でご勤務されています。
 
しかし、精神科単科病院だからこそなのですが、
他科の先生と連携を取る機会も出入りも比較的少ない為、閉鎖的な雰囲気、精神科特有の方針が出来上がっている事があります。
(勿論全ての精神科単科病院がそうであるわけではありません)
 
実はその様な中で人間関係でお悩みの先生方も少なくありません。
「医師同士のプライドがぶつかり合う・・・」「古参のコメディカルと上手く馴染めない・・・」というご相談も少なくありません。
 

 
 
もしそのようなお悩みがあるのでしたら、もし今後改善したいとお考えでしたら・・・
一度よく現状を整理してみて下さい。
 
整理するコツは、誰が悪いと犯人捜しをするのではなく、私は悪くないと思いたい気持ちは抑え、(← これが重要です!)
「どんな時がその人と上手くコミュニケーションを取れた時か」「いつもより真面に接する事が出来た時はどんな時か」を考えます。
そして「自分は普段どのように業務に当たっているか、どのように院内で過ごしているか」を考えてみて下さい。
 
もしかしたら、
相手を避け、逃げてばかりではありませんか?
相手が優しく接してくるのを待っているだけではありませんか?
良い環境になるのを求めているだけでご自身では何も動いていないのではないでしょうか?
 
攻撃は最大の防御ではありませんが、
先生ご自身から相手へ近づいていき、優しく接してみては如何でしょうか。
優しく接してくる事を求めるならご自身でそのように動かなければ相手も変わりません。
 
 
すぐに結果は出ないかもしれませんが、先生の変化は必ず相手に伝わります。
繰り返すうちに徐々に変化が生まれます。
自分が変わらなければ、状況は平行線のまま交わる事はありません。
 
もし、上記について少しでも思い当たる先生がおりましたら、これまでと接し方を少しずつ変えていっていませんか?