病床数と在籍している医師の人数のバランスについて

先日、とある医療機関にコンタクトをとり、その病院に在籍されている精神科の常勤医師の人数について確認させて頂いた時のお話になるのですが、こちらの病院は病床数が200床未満(内訳としては急性期が30床程度で残りは全て精神療養病床になります。)の規模であるにも関わらず、在籍されている精神科の常勤医師の人数は9名という事で、他の病院と比べて明らかに多くの医師が在籍されている事が分かりました。

そこで病院側に多くの医師を抱えている理由についてお話を伺いましたところ、その理由の一つは「将来を見据えて」という回答でした。
つまり高齢の医師も在籍しており、いつ退職される事になるか分からないため、今の段階から多めに採用しているという事になります。
もう一つは「先生方お一人お一人の業務負荷を減らすため」という事でした。
つまり業務過多にならないよう、無理が掛からないようにとの考えのもと、多めに採用しているという事でした。
また担当して頂く患者の人数も多くならないようにする事で、一人一人の患者に対して費やす時間も長く取る事が出来ます。
その結果、患者やそのご家族に対しても良い医療を提供する事が出来るのではないかとの考えのもと、こういった対応をされているという事でした。
ではこうした取り組みを行っている結果、実際にご勤務されている先生方の動向は如何なものかと言いますと、ここ十数年の間、退職された医師は一人も居ないという事のようです。
実際にご勤務されている先生方にとっても働きやすい職場であり、病院が考えている意図がしっかりと反映されている結果ではないかと思いました。

全国の精神科の医療機関の中には、実際にこういった細部にまで配慮の行き届いた病院が存在しております。
数多く存在している精神科の病院の中から、より良い病院をお探しになられる際の一つのご参考にして頂けますと幸いです。
また、実際にこのような病院の紹介をご希望される際には、是非お気軽に弊社までご相談下さいませ。
どうぞ宜しくお願い致します。