職場の発展と職員のモチベーションの関係性について

仕事を続けていく上で非常に大事な要素の一つとして「モチベーション」というワードが挙げられると思います。
常に高い意識を持って仕事に取り組んでいくためには、その動機であったり目的意識が明確でなければならないと考えております。
その一つの要素として昇給があります。
勤務を継続していく中で実績を積み上げ職場への貢献度が高まれば、それが昇給に繋がり働いている職員のモチベーション維持にも繋がっていくのではないかと思います。
逆に一生懸命働いて成果や実績を残し、職場への貢献度が高いにも関わらず、それが報われないという事になれば、職員のモチベーションが下がってしまう事に繋がるように思います。
こういった背景からも、組織を運営していく上でモチベーションが非常に大事な項目の一つではないかと考えております。

以前、やり取りをさせて頂きましたH病院の件ですが、医師の雇用条件についてのお話をお伺いしていた際に、昇給の有無について確認させて頂いた事がありました。
すると、こちらの病院では医師に対しては昇給は一切行っておらず、ご入職された際の年俸がその後もずっと変わる事なく支給されていくというスタイルを取っているという事が分かりました。
そこでH病院の事務長に対して昇給をして頂いた方が良いのではないかとのご提案をさせて頂いたところ、「出来るだけ高い金額をご提示させて頂き、先生にご満足して頂きたいという気持ちはあるのですが、現在の病院の経営状態等から考えると、昇給出来るだけの余裕がない」というようなお話をお伺いさせて頂きました。
つまりH病院には昇給するだけの体力が備わっていなかった、という背景があったのです。

私共としましては転職して頂いた先生方はもちろん、採用して頂いた医療機関にも常に明るい未来を構築して頂きたいと願っております。
「職員が頑張れば、それだけ職場が潤う。職場が潤えば、職員のモチベーション維持にも繋がる。」
こういった職場と職員のポジティブな関係性の構築が、職場の発展には欠かせない要素であり、ご勤務されている先生方をはじめとした職員の方々の明るい未来の構築に繋がっていくのではないかと思っております。
特に先生方におかれましては、医療機関内のヒエラルキーのトップに位置づけされる存在として、その役割は非常に大きくなるのではないかと考えております。
日々のご勤務をされるにあたり、改めてこういった視点で取り組んで頂ければ、また違った仕事への取り組む姿勢が見えてくるのではないかと思いました。
お仕事への取り組み方として、少しでも今後のご参考にして頂けますと幸いに存じます。