私共【精神科医の転職相談室】ではこれまでに様々な状況の先生方から転職の相談を頂いてまいりましたが、先生方の中には、現在とあるご事情で休職をされている先生方がいらっしゃいます。
休職中と言いましても、
① 元の職場へ復帰するお考えの先生
② 元の職場へは復帰せずに転職をお考えの先生
③ 元の職場は辞めており、どこも所属していない状況から休職期間を経て就職先を探そうとしている先生
がいらっしゃるかと思います。
そこで本日は、上記②③のケースにスポットを当て、休職から復帰に向けて注意するべき点について共有をさせていただきたいと思います。
まず休職期間というのは、復職先として検討している医療機関側に(面接時に出す)履歴書から必ず伝わるものですので、予めお伝えしておくべきです。
そして大事な事は何故休職をしていたのか?というところになります。
過去、私共にご相談を頂いた先生の中には以下のようなケースがありました。
・ご妊娠・ご出産のタイミングで休職をされていた。
・体調を崩し休職をされていた。
・前の病院や前の科では忙しすぎて、精神的に病んでしまっていた。
・ご両親どちらかの介護があり、しばらく休職する必要があった。
…etc
そしてこれらをしっかりと医療機関側に事前に伝える意味としては、「当院に入職していただいてもまた休職されてしまうのではないか?」という不安を払拭させる為です。
仮に事前に伝えなかったり、何のフォローもなく面接に進んだとしても、変な誤解を与えてしまい、オファーを貰える確度は下がってしまいます。
先生のこれまでのストーリをしっかりとお話し、理解を得る事が非常に重要ですし、理解が得られなければなかなか復帰のお話も前に進みません。
では休職理由を医療機関へどのタイミングでお話をするのがベストかというと…
それは応募の段階です。
応募の段階で医療機関に理解していただいた上で、面接へ話を進めるのかどうかを判断してもらいます。
よって転職コンサルタントを利用している先生は、コンサルタントと事前に休職理由を共有しておかなければなりません。
転職コンサルタントが応募後にも条件交渉等の様々な調整や交渉を先生の代わりに行ないます。
これは非常に重要な事ですので、是非コンサルタントと共有をして下さい。
(事前に先生の経歴書を共有し、お電話なり面談にてお伝えするのがベターです。)
正直申し上げると、休職期間がある先生に対して医療機関側は慎重になります。
しかしながら、転職コンサルタントを通してでも事前にしっかりとお話をして、理解が得られれば何ら問題はありません。
ちなみに私共は精神科転職のプロです。
もし縁あって、このコラムをご覧いただいている休職期間中で今後復職をお考えの先生がおられましたらお気軽にご相談下さい。