良い医療機関とのめぐり合わせについて

転職活動を行う際ですが、誰しも「少しでも良い職場と出会いたい」と考えるものだと思います。
しかし転職活動におきまして非常に難しい事は、いつでも何時でも良い職場が職員の募集を行っているとは限らないという事でございます。
むしろ良い職場というのは在籍されている職員の離職率が低く、採用枠が出てこない事も多いですし、仮に募集を開始したとしても応募してくる候補者が多いなど、採用して頂くまでのハードルが非常に高いケースが多くなります。
実際に弊社が過去にお声掛けさせて頂いた医療機関の中でも、何年にもわたりお声掛けをさせて頂いているにも関わらず、一向に募集を行う気配がない所も存在しております。
ごく稀に募集を行っていない医療機関に対しお声掛けした際に、「良い先生であれば検討します」という事で相談に応じて頂ける事もございますが、ほとんどの場合、募集を行っていない医療機関にいくらお願いしてもお断りを受けてしまう事になります。

では、このような背景を踏まえ転職活動時に良い医療機関をお探しするにはどうしたら良いのか、その答えの一つとして「医療機関とのめぐり合わせ(ご縁)を大事にする」という考え方がございます。
その瞬間、その時点で最も良いと思える医療機関とのご縁を大事にするという考え方になります。
本音としては更に良い医療機関が出てくるのではないか、との期待感をお持ちになられる事もあるかもしれません。
また時間を掛けてゆっくり探していけば、いずれもっと良い医療機関が出てくるかもしれないというお考えをお持ちになられる場合もあるかと思います。
しかし過去の経験値からお話をさせて頂きますと、なかなか思い通りにいかないというのが私共の見解となります。
むしろ時間を掛ける事で、一度は良いと思っていた医療機関が充足してしまい、その後しばらくは募集活動を行わなくなってしまうというようなケースも多くなります。
特に1都3県など先生方からのお問い合わせを多く頂く地域では、そのような傾向が顕著になっております。

こういった書き方をしてしまいますと、妥協する事をお薦めしているように捉えられてしまうかもしれませんが、決してそうではございません。
こういった考え方も視野に入れつつ、転職活動を行って頂き、最終的に悔いの残らない活動をして頂ければというのが私共の本音となります。
是非、今後の転職活動のご参考にして頂けますと幸いです。