今年も早いもので10月の中旬に差し掛かって参りました。
例年この時期になりますと翌年の4月より新たな勤務先での就業をご希望されている先生方より、転職に関するお問い合わせを頂く件数が増えて参ります。
先生方の場合、他の職種と比べて職場を退職する際に早めに退職申請を行う必要があり、翌年の3月末で退職して4月より新たな職場にて勤務を開始するには、その半年以上前から転職活動を開始する必要があり、ちょうどその時期にあたる9月~10月頃より転職活動をスタートされる先生が多くなる事がその理由になっております。

しかし近年、コロナ禍などにより精神科の先生方の転職活動の流れに関しましても、例年の流れとは少し変化が生じてきた部分がございます。
それは例年に比べて転職活動をスタートされる時期が早まってきているという事でございます。
先程も記載しました通り、例年であれば9月~10月頃に先生方の転職活動がピークを迎える事が多かったのですが、今年の流れを見ましても2~3ヵ月程早く7月~8月頃の段階で既に多くの先生方より転職に関するご相談を頂く事がありました。
恐らく先生方の中にはコロナ禍によって転職する事に対し今まで以上に慎重に取り組まれている場合が多くなっており、少しでも早めに転職活動をスタートさせ、より多くの情報収集を行い吟味してから具体的な活動をスタートしたいとお考えの先生が多くなってきているのではないかと推測しております。

仮にこのような状況が今後も継続していく事になれば、その時の懸念事項としては、全国各地の医療機関の精神科医の募集枠が例年よりも早めに埋まってしまう恐れがあるという事になります。
その流れは当然、良い医療機関、つまり先生方が入職したいと思えるような医療機関ほど、その傾向が顕著になっていく事になると思います。
そのような事に巻き込まれないようにして頂くためにも、例年よりも少し早めに転職活動をスタートさせるという意識をお持ち頂く事が今後は重要になってくるのではないかと考えております。

とは言いましても、転職については検討されつつも、なかなか第一歩を踏み出せずにお悩みになられている先生方も多いのではないかと思います。
転職についてお悩みの際には、最終的に転職されるか否かに関わらず、まずはご相談頂ければ先生方が抱えていらっしゃるお悩み等について回答させて頂く事も可能です。
まずはお気軽にご相談下さいませ。