面接という言葉から連想されるイメージとして一番に上がってくる事、それは多くの方々が「採用試験」というキーワードではないかと思います。
応募した先の面接官から様々な事を質問されて、それに対して如何に適切な回答をする事が出来るのか、それが面接で良い評価を得るために重要な事である、というようなイメージをお持ちの方々が多いのではないかと思います。
つまり面接とは、採用する側がされる側を見定めるために行われているものである、と思われる事が多いのではないかと思います。
確かに、このような考え方は間違えではなく、正解の一部であります。
しかし面接に参加して頂く際には、これだけではなく他の事にも目を向けて頂く必要があると考えております。
それが「採用される側が採用する側を見定める場でもある」という事になります。
医療機関の面接に参加させて頂きますと多くの場合、医療機関側の理事長や院長、事務長など、中核を担っていらっしゃる方々によって面接を進行して頂く事が多くなります。
面接の際に、医療機関によっては良い事も悪い事も包み隠さずにお話して頂ける所もあるのですが、何とかして医師を採用したいと考えている医療機関ほど、面接に参加されている先生方に対し、極力悪い事は言いたくないというのが本音ではないかと思います。
そのためご説明して頂ける内容だけですと、その医療機関の良い部分だけが際立ってしまう事も多くなります。
これですと医療機関の本来の姿を確認する事が困難になってしまう事になります。
そこで面接に参加して頂く際には、より医療機関に対する理解が深められるような質問事項を予め考えておく事が重要になります。
では具体的にどのような事を確認したら良いのか、その点に関しましては「そもそも先生方が何故転職したいと思われたのか」「転職されるにあたり、どのようなご要望をお持ちなのか」「懸念されている事があるかどうか」こういった事が関わって参ります。
また確認の仕方も大事になります。
「これ以上、踏み込んだ質問をしても良いものなのか」「こんな質問は医療機関に失礼ではないか?」「本当は聞いてみたいが気が引けてしまう」、、、など、質問一つを取りましても、色々と考えなければならない事が出て参ります。
そこで私共の方では、面接に参加するための事前準備のお手伝いをさせて頂いております。
面接の際にどんな質問をしたら良いのか、どんな聞き方をすれば効果的か、先生が聞きにくい質問に関しては私共の方から質問させて頂くなど、役割分担まで考えます。
こういった事を先生方と私共との間で共有させて頂くことで、より内容の充実した面接を実施する事が可能になり、その結果、良い就職先を見つけ出す事に繋がっていくと考えております。
余談ではありますが、昨今のコロナ禍のために、ここ最近では先生方との情報共有などを行う際には電話やメール、時にはオンラインでの面談等を行う事が多くなっておりました。
しかし、ここに来てようやくコロナ禍も落ち着き始めており、直接お会いしての面談形式の実施についても考えていきたいと思っております。
こちらからお願いさせて頂く事もあるかと思いますが、先生方の方で実施をご希望される際には遠慮なくお申し付け下さいませ。
もちろん今まで通りに電話やメール、オンラインでの対応も可能でございますので、遠慮なくお申し付け下さいませ。
どうぞ宜しくお願い致します。