転職活動を行う際ですが、その中でも最も大事な要素の一つとして給与額の提示があります。
今回ですが、この給与額の提示方法についてのご説明をさせて頂きます。
給与額の提示を受ける際ですが「年俸」で~万円ですとか、「年収」で~万円、時には月収~万円などという事で提示される場合があります。
これらの違いについてですが、あまり意識せずに意外にスルーしてしまう事も多いのではないかと思います。
しかし実際にはこれらの意味合いには大きな違いが存在しております。
特に「年俸」と「年収」という言葉は似ているため、その違いに気が付かずに痛い目にあってしまった、、、というような事も考えられます。
そこで今回ですが「年俸」と「年収」の違いについて簡単にご説明させて頂きたいと思います。
「年俸」について
年俸とは予め定められた1年間に支払われる給与という事になります。
例えば事前に年俸1,500万円という事で提示された場合には、この金額が変わる事なく1年間、支払われるという事になります。
多くの場合には年俸の1/12が毎月支給される事になります。
(中には1/14や1/16を毎月支給し、ボーナス時期である夏・冬に残りの分が支給されるような方法を取っている事もあります。)
また別途、残業代や賞与などが支給されるような事もございます。
「年収」について
年収とは給与形態とは関わらず1年間で得た全ての収入の事を指しております。
例えば月々の給与(月給制)以外に残業代や賞与が支給される際、または副業などを行っている場合には、これらの収入を全て含めたものが年収という事になります。
では、実際に転職活動を行っている際に、給与額を「年俸」で提示される場合と「年収」で提示される場合では、何が大きく違うのか、実はここが今回のテーマの最大のポイントという事になります。
「年俸」は上記でも述べましたように予め定められた給与という事になりますので、年の途中で金額が変わる事はありません。
つまり年俸1,500万円であれば1年間は確実にこの金額が支給される事になります。
しかし年収で1,500万円という提示を受けた場合ですが、ここには月給以外の収入(例えば残業代であったり当直代、賞与など)も含まれているという事になります。
つまり1年間で確実に1,500万円の支給を受ける事が約束されている訳ではなく、場合によっては金額が変動する可能性(減額されたり、逆に増える可能性もあり)があるという事になるのです。
以上のような違いになります。
このように給与の支払い方法一つ取りましても、そこで勤務する方々にとって大きな違いがある事になります。
こういった違いをご理解して頂ければ、実際の職場をお選びになる際の参考にもなるのではないかと思います。
是非、先生方の転職活動のご参考にして頂けますと幸いです。