私共【精神科医の転職相談室】では、これから精神科を選択予定の先生方~精神科への転科を希望の先生方~既に指定医をお持ちの先生方から転職相談を頂いております。
そのような中で本日は、指定医の先生方からの転職相談・事例についてお伝えしたいと思います。
と言いますのも、それは近年 とある転職事例 が多くなっている為です。
まずその とある転職事例 を紹介する前に、過去に私共が実際に指定医の先生方からお受けした転職希望の内容について紹介します。
① 給与を重視した転職がしてみたい。(勤務形態・内容に関してはこれまでお勤めの医療機関と同じようなところ)
② 自身のやりたい事を優先したい(例:認知症の患者様を診たいし認知症専門医も取得したい。児童思春期外来をやりたい。電気けいれん療法に携わりたい。…etc)
③ 将来の開業に向けてのクリニックでの雇われ院長職経験を積んでみたい。
④ 勤務形態(週4日・当直なし等)や交通アクセスが良い等、QOLを重視した勤務がしてみたい。
⑤ これまで経験値で薄い分の強化をしたい。
⑥ 勤務形態・内容が今までより緩く、しかも給与条件の上がる地方での転職がしてみたい。
…etc
というようなご希望がございました。
また指定医の取得をされたばかりの先生方は、診療幅も広がる為、精神科医としての改めてのスタートとなります。
ただ同時に様々な働き方を思案出来るタイミングとも言えます。
では冒頭で申し上げた、近年多くなっている指定医をお持ちの先生方の とある転職事例 とは何かと言いますと、
それは比較的ゆったりとした勤務、QOL向上の為の慢性期病院への転職相談です。
上記の番号で言えば、④⑥に該当する内容です。
これまで大学病院や急性期病院、また急性期病院ではないものの忙しいご勤務をしてこられた指定医の先生方から上記のご相談を頂く機会が多くなってます。
「指定医としてこれまで急性期も数多く診てきた為、そろそろいいかな…」という先生方も当然いらっしゃるのですが、ご自身のライフステージが変わり、今の業務量について見直さなければならない状況になる先生方も多いです。
ちなみに、お求めになる給与額もこれまでのご経験がある為、それなりに高い額をご希望の先生もいらっしゃいます。
実は全国的に見て、急性期病院よりも慢性期病院の方が給与額が高い傾向にあります。
理由はこれまでこちらの過去のコラムで何度か触れてきましたので割愛しますが「忙しい病院=給与額が高い」という訳ではありません。
先生のご希望額やご希望エリアにもよるのですが、以上の事もあり、案外「慢性期病院でこれまでよりも高額を得る」という転職は精神科市場とも合っているのです。
指定医の先生方は特に様々な環境、医療機関でご経験を積まれてきているかと存じますが、(語弊があるかもしれませんが)少しばかり負担を軽くして働くというご意向も私共は尊重し先生方とお付き合いをさせていただいております。
また転職に関わらず、将来的なご相談もお受けしており、僭越ながら先生にとって最良の道をご提案する事や一緒に思案する事も行なっております。
(無理に転職へ誘導したり、一方的にこちらの意見を押し付けるような、先生方の信頼を裏切りかねない対応は一切しておりませんのでご安心ください。)
私共の【精神科医の転職相談室】を上手くご活用いただければ、私共も幸いと考えております。