精神科医師の先生方から転職先に求める条件をお伺いすると
「長く勤務出来る医療機関!」
こんな答えが返ってくる事があります。
確かに良い環境、良い条件で長くご勤務が出来ればこれ以上の事はありません。
しかし、長く勤務出来る環境は求めるものではなく、ご自身でそのような環境にするよう心掛ける事が非常に重要です。
与えられるのを待つような受け身の考え方では、足りない部分(マイナス部分)ばかりに目が行き、不満が溜まるばかりです。
■ 医局でこれまであまり接してこなかった先生に対し話しかけてみる。
■ 患者様にとって良い病院であるよう院内の改善点を積極的に院長、事務長に話してみる。
■ コメディカルの方にも合間合間で感謝の言葉を掛けてみる。
■ 自分よりも経験の浅い医師に対してアドバイスをしてみる。
…etc
幸せはしてもらうのではなく、自分からなるもの!
考え方はコレと同じです。
「良い環境と聞いて入職してみたが、自分には合わなかった」という先生方のご相談も私共は数多く聞いてきました。
多くの先生方から見たら良い環境かもしれませんが、ある先生にとってはそこが良い環境とは思えない事すらあるのです。
上記のような事を実際に行い、必ずそうするべきだという事ではありません。
勤務をする心構えとして、受け身ではなく働き掛けの精神も持つ事が大切であるという事です。
「そんな事を普段の業務の中で考えながら勤務していては疲れるだけだ…。」とお考えになるかもしれません。
しかし満足度の低い勤務先で働き、何度も職場を変えるのはもっと疲れませんか?
ご自身の考え方のベクトルを少し捻るだけで、見える環境も変わってくるかもしれません。