転職活動を行う際ですが、誰もが良い職場に入職したいと考える事は間違いありません。
そのために多くの求人情報を収集したり、複数の面接を実施して比較検討し最終的に最も良いと思った所に入職するという事になるのだと思います。
では良い職場か否かを確認する際ですが、どんな点に注視したら良いのか、思いついた点を幾つかピックアップしてみました。
①職員の勤続年数の長さ
職場の良し悪しを示す指標の一つとして見られているのが「職員の勤続年数の長さ」という事になります。
職員が退職せずに長く働いているという事は、それなりの理由があるからだと思います。
逆に退職者が多く人の回転が多い職場の場合にも、それなりの理由が存在しており悪い職場の可能性が高いという事は一般的に言われている事ではないかと思います。
良い職場を選ぶ際には、出来れば人の回転が少なく職員が定着しているような職場を選びたいものです。
②福利厚生が充実している
そもそも福利厚生とは何かと言いますと「従業員やその家族が健康で安定したより良い生活を送れるようにすること」や「従業員が働きやすい労働環境を整備し、一人ひとりのもつ能力を存分に発揮してもらうこと」を指しています。
また福利厚生には大きく分けて2つの種類が存在します。
1つは法定福利厚生、2つ目は法定外福利厚生です。
法定福利厚生は名前の通り法律で定められている最低限の制度となっており健康保険や厚生年金、雇用保険などを指しています。
法定外福利厚生は法律に関係なく職場側が設けた福利厚生になります。
例えば住宅補助や自己啓発、財産形成などが当てはまります。
ここでポイントなのは法定外福利厚生です。
職場が職員に対して給与を支払う以外に経済的支援やモチベーションの向上のために敢えて設けたものです。
こういったものを積極的に取り入れている職場は、職員への配慮が行き届いている可能性が高い事が考えられます。
③人員の配置を多めに行っている職場
職場では業務を遂行するために必要な職員数(適正な人数)というものがあります。
多すぎれば人件費が増大してしまい職場側の負担が大きくなります。
少なければ職場側の負担は減りますが職員一人一人の業務量が多くなり職員の負荷が大きくなってしまいます。
そのため職場によっては職場側の負担を減らすために極力少ない職員数で病院を運営していこうと考えている場合もあります。
そんな中で敢えて定員よりも少し多めに職員を雇っている所もあります。
それは職場側の負担が大きくなることを承知の上で、出来るだけ職員一人一人の負担を軽減する事を目指している職場であり、これも職員への配慮の行き届いた職場である可能性が高いのではないかと思われます。
今回は以上の3つのポイントに的を当ててみました。
これらは面接に参加する前の段階でおおよそ把握する事が出来る情報になっています。
そもそも面接に参加する価値がある医療機関なのか否かを判断する際にも役に立つのではないかと思います。
職場選びの際の一つの指標にして頂ければ幸いです。