病院に対する噂と実情について

先生方が新たな転職先をお選びになる際に知人の先生やコメディカルから聞いた噂話というのも、それぞれの病院を評価する際に大事な要素の一つになるのではないかと思います。
実際に過去に弊社にてご案内させて頂きました精神科の先生方の中にも気になる噂話をお聞きになり真意を確かめたいという事で弊社にご相談頂くような事もございました。

この噂話についてですが十分お気を付け頂きたい点もございます。
それは話の内容と実情に大きな相違が潜んでいたり時には解釈の違いで誤解を招いているような事があるという事になります。
先日ご案内させて頂いた先生から以下のようなお話を伺う事がありました。
「現在の勤務先であるC病院は入職する前に知人の精神科医から聞いていた話では理事長が経営に熱心(利益追求型)で医師もそこに巻き込まれてしまい医業に専念できず働きにくい病院である」という噂話を聞いていたようです。
また「コメディカルは医師に対して当たりが強く医師の指示を聞かず連携が取りにくい」というような事も聞いていたようでした。
しかし実際に訪問して詳しく話を聞いてみると、どうやらその評価は誤解から生まれたものであってC病院の意図しているものではない事が見えてきたようなのです。

まず理事長の考え方としては利益追求という事よりも職員にとって働きやすい環境を整備しようという事で新たなルールを制定したり改革を行う事が多かったようです。
環境を良くする際には時として痛みを伴う事もあると思います。
それを捉え方によって職員のためではなく利益追求のためと解釈してしまうなど誤解が生じてしまったようでした。
またコメディカルの対応に関してはコメディカルが少しでも先生方の負担を減らすべく医師に対して進言するような事が多かったようなのです。
決して反発や不信感からではなく、むしろ医師に良かれと思って対応していた事であったようです。
こういった事が結果的に悪い噂話として広まってしまう事があるようです。

良い転職先をお探しになる際に噂話も一つの判断材料になる事は間違いありませんが噂話だけを信じ込んでしまう事で大きなチャンスを逸してしまう可能性もございます。
そのような事にならないようにするためにも、まずはご自身の目で見定めを行う事が大前提ですが一歩引いた目線で見定める冷静な判断力も大事ではないかと考えています。
弊社としましても第三者的な位置づけとして先生方が公正な判断をする事が出来るような情報のご提供が出来るように取り組んでいきたいと考えております。