他科から精神科への転科についてお考えになられる際の重要なポイントについて

ここ最近でも引き続き他科から精神科への転科をご希望され弊社にご相談される先生方がとても多くなっております。
むしろ以前よりも多くなっているのではないかと思えるような状況となっております。

精神科への転科をご希望される場合ですが、ほとんどの先生方が転科と並行して精神保健指定医の取得をご希望されます。
そこで弊社の方では転科をご希望される先生方を受け入れて頂ける事を前提に且つ指定医の取得が可能である医療機関の求人をお探ししてご提案させて頂くパターンが圧倒的に多くなっております。
ただしこういった医療機関は探せば直ぐに出てくるものではなく転科希望の医師は受け入れが出来ないと言われる場合や、指定医の取得が難しい場合、充足してしまっている場合など時には全く求人が見つからないケースもございます。
こういった状況の中で少しでも多くの求人案件をお探しするために、医療機関側から少しでも良い反応を得るためにもいくつかのポイントが存在しています。
そのポイントについてご説明させて頂きます。

①勤務日数について
出来る限り週4.5日もしくは週5日勤務が可能であることが望ましいと考えております。
他の常勤の先生方との兼ね合いや必要な症例をスムーズに集める事、少しでも早く精神科に慣れて頂く事を考えますと週4日よりも4.5日や5日勤務して頂ける先生の方が好まれます。
そこで勤務日数に関しましては出来るだけ多く勤務して頂いた方が話が進めやすくなります。

②当直の回数について
可能でしたら週1回程度、少なくとも月に1~2回程度、当直に入って頂く事をお勧め致します。
医療機関側から当直に入って頂きたいと依頼されるケースも多いのですが、それだけではなく当直に入って頂く事で夜間帯の病院でしか経験できない対応を学ぶ事も可能です。
また指定医を取得するための症例集めもよりスピーディーに行う事が可能になります。
こういった事を背景に出来るだけ多く当直に入って頂ける場合には話が進めやすくなります。

③ご年齢について
転科をご希望される際ですが出来る限り年齢的にお若いうちの方が有利になります。
転科と同時に指定医の取得をお考えになる場合ですが指定医の取得には精神科病院にて最低でも3年以上の勤務経験が必要になります。
その後レポートを提出してから合否の確認が取れるまで1年ほどの期間を有する事になります。
つまり指定医を取得出来るまでには実質、最低でも約4年もしくはそれ以上の日数が必要になる事になります。
転科の医師を受け入れる医療機関としては出来るだけ早い段階で指定医を取得して頂き、その後も継続してご勤務して頂きたいというのが本音です。
多くの医療機関で60歳~65歳で定年を迎える事を考えますと、それよりも出来る限り早い段階で指定医を取得して頂き、その後出来るだけ長く勤務して頂ける先生の方が話を進めやすくなるという事になります。

④勤務エリアについて
人気がある都市部でお探しになるよりも、それ以外の地域でお探しになった方が求人が探しやすい場合があります。
交通アクセスが良く生活するのに便利な都市部の医療機関は人気が高く充足している事も多くなっております。
そこで敢えてこういった地域を外して頂く事で求人が出てくる可能性が高まります。
その方が結果的に良い求人をお探しする事が可能になる事もございます。

転科をお考えになる際のポイントは以上でございます。
今後も精神科への転科のニーズは増々高まっていく事が予想されます。
そのような状況の中でより良い求人をお探しになるために是非お知りおき下さいませ。
どうぞ宜しくお願い致します。