勤務先と自宅の距離について

4月から新しい医療機関でご勤務をされる先生方の中には、これから引越しを控えている先生方もいらっしゃるかと思います。
実際に私共【精神科医の転職相談室】へはご通勤に関するご相談やご希望、お問い合わせは多いです。
例えば、
「転職の際は病院のすぐ近くに引っ越したい」
「転職先は近いに越した事はない」
「ドアtoドアで数分が理想」
等です。

ただ実際にご勤務先のお近くに住んでいる先生方から「近いが故に…」という事もありますので、本日はその件について共有させていただきたいと思います。

ご勤務先が近ければ、朝の時間を有効に使える事だって出来ますし、朝が苦手な先生は短時間で勤務先までアクセスが出来るのであれば負担が少なくて済みます。
ですから冒頭のようなご希望があって当然と言えます。
(過去の実績から女性の先生の方がアクセス条件の優先度が高いという傾向があります。)

では「近いが故に…」というのは、どのような事が起こりえるのかと言いますと、例えば、患者様との生活圏内が同じの為、オフの日に外で合う可能性が高くなるという事もあると思います。
また自宅が近いからこそ、早番枠・遅番枠や急遽空いてしまった当直枠をお願いされがちになる事もあるかもしれません。
自宅が近いからこそ、普段勤務時間を過ぎて残りがちになってしまう事もあるかもしれません。
(必ずしもそうではありませんが、以上は先生方から聞いた実際に起こっている事です。)

勿論、これらは全く気にしないという先生であれば、勤務先の近くに住む事はお勧めです。
近ければ近いほど良いと思います。
ただ逆に上記が気になる先生はある程度時間をかけてご通勤される事も検討していただいても良いと思います。

転職はどうしても業務内容や条件面で良し悪しを判断しがちですが、
これからご勤務に向けて引越しを控えている先生は、アクセス面についても深くお考えになられた方が良いと思います。