本来の求人紹介のあり方とは

 

昨日アップしました記事にも通ずるものがあるのですが、本日は先日精神科の先生からお電話にてご相談を頂いた時の事をお伝えしたいと思います。

その先生は40代前半の精神保健指定医をお持ちの先生でした。
お電話にて先生から今後の転職に対するお考えやご希望を伺い、お電話も終盤に差し掛かろうとしていた時、
先生の方から「実は昨日別の紹介会社から一度に20件程の求人をもらいました。」というお話が出て来ました。

私はもしかしたらと思い、、、念の為ご紹介を受けた医療機関名全てを先生から伺いました。
すると予想は的中していました。

それはその求人の中に既に充足している医療機関や先生のご希望・お考えには該当しない医療機関、内情的に明らかにカラーの合わない医療機関が多く含まれていたのです。
先生のご希望やお考えを医療機関側に確認・交渉をせず、しかも直近で募集しているかの確認さえせずに紹介をしていたのです。
おそらく会社にある求人データをスピードと数重視で安易にそのまま送っていただけだったのでしょう。

正直、会社にある求人データだけを数多く見せられても苦労するのは先生です。
自分の希望が通るのか、どのような病院なのか、何が良いのかなども全く分からないのです。(実際、上記の指定医の先生もどの病院が良いのか困惑されていました。)
これでは選ぶ方も疲れてしまいます。

本来の求人紹介は、先生のご希望や転職に対するお考えを先にお伺いしなければ出来る事ではありません。
もっと言いますと、先生のそのご希望を一つ一つ医療機関側に確認・交渉をして、先生用の勤務内容や条件の求人(オーダーメイド求人)として初めて紹介するべきなのです。
当然、募集を行なっていない医療機関や先生のご希望が通らなかった医療機関、そもそも内情をよく知っているからこそのカラーの合わない医療機関は弾かれます。
そうする事で先生が選びやすくなる事は間違ありません。

仮にも先生に数を見せて選んでほしいなら、それだけのオーダーメイド求人を用意するべきです。

先生方にこれだけは言わせていただきたい事として、紹介会社からは是非オーダーメイドの求人を貰って下さい。
そしてそのような求人をしっかりと送ってくれるコンサルタントとお付き合いされる事をお勧め致します。