医療機関による生き残りをかけた新たな挑戦について

2020年もいよいよ11月の後半に差し掛かり終盤を迎えております。
毎年この時期になると思う事ですが時間が経過するのは本当に早いという事です。
以前より囁かれていた2025年問題に関しましても、まだまだ先の事であると思っていましたが、このようなハイペースで時が流れて行けば、あっという間に目の前に訪れてしまう事になるのだろうと感じております。

2025年になると人口が減少し、それに伴って医療機関の数が減っていくと予想されております。
こういった課題を突き付けられている医療機関側としましても、ただただ黙って見ている訳にはいかない状況になりつつあります。
そこで今の段階から生き残りをかけて各医療機関では様々な取り組みが行われています。

一つは今の時代の流れに対応すべく病床の切り替えを行う事です。
慢性期だった病床を急性期に切り替えたり、新たにスーパー救急を始める病院も出始めております。
こうやって病院を変革させていく事で生き残りを図っている場合もあります。
また新たな精神療法を取り入れるなどして今までには無かった病院の特色(強み)を前面に打ち出そうと努力している医療機関も存在しています。
こうする事で他の医療機関との差別化を図り生き残りを目指してこうという事になります。
やはり今後は医療現場においても何かの特色(強み)を持つ事が非常に重要になってくるのではないかと思います。

こういった点においては私共のようなコンサルタントにも先生方にも同じような事が言えるのかもしれません。
将来的に生き残りを考えた際に個々の強みや得意分野について改めて認識しておくことは非常に大事な事なのかもしれません。
転職活動を行う際に「得意分野は何ですか?」と問われた際に明確に「○○です!」というように答えらえるようになっていかねばならないのかもしれません。

多くの人は変化を嫌うものではないかと思います。
しかし変化していこうとする努力を怠ってしまえば時代の流れに取り残されてしまう事になると思います。
2025年まで、まだ時間はあります。
その間に自身の「強み」について改めてお考え頂く事をお勧め致します。