面接時に注意すべき事

先日、私共とお取り引きさせて頂いているA病院の事務長とお話をさせて頂いた際に、A病院への転職を希望されて他社様経由で応募のあった指定医をお持ちの先生についてお話を聞かせて頂きました。
実はA病院では常勤医師が不足しており、今すぐにでも常勤医師を採用したいと考えていた事もありこの話はA病院にとっても大変有難いお話で、早速面接にお越し頂くようにセッティングしたようなのです。

早速、面接を実施し、まず初めに転職理由について質問したようです。
その回答ですが「半年ほど前に現在の病院に入職したが全く折り合いがつかず、毎日病院に行くのが嫌で1日でも早く退職して他の病院に入職したい」という事でした。
そこで具体的にいつからの入職が可能なのか確認してみたところ「本来であれば退職するには3ヵ月前までに退職申請を行う必要があるのですが、1日でも早く退職したいと考えているので3ヵ月を待たず出来るだけ早く転職出来るように対処します」というような回答が返ってきたという事です。

こうして面接を実施した結果、A病院としては検討を重ねた結果、お見送りの返事をされたようです。
本音としては早く入職して頂ける先生の存在は大変有難い事であったようですが、今の職場がどれだけ嫌な職場であったとしても契約を守らず一方的に退職しようとしている姿勢や、そもそも半年前に入職したばかりで、このような状況に陥っている事がA病院からすれば信用できない先生であるというように映ったようです。

今回の医師は何の悪気もなく正直に思っている事をお伝えしただけだと思いますが、面接という場の意味合いを考えれば今回のような対応についての良し悪しは直ぐにご察し頂く事が出来ると思います。
ここ最近では面接を実施する事に慣れてきた医療機関も多くなっており、先生が発言したちょっとした一言に対して敏感に反応されてしまうような事も多くなっております。
改めまして面接時に話して良い事、いけない事について整理して頂き不要な一言などで採用のチャンスを失ってしまうような事が無いよう十分にお気をつけ下さい。