病院が好まない医師像とは?

 

これまで多くの精神科病院や総合病院、ケアミックス病院と何度もやり取りを繰り返してきますと、病院の求める医師像が見えてきます。
そして同時に「このような医師は遠慮したい・・・」と好まない医師像も見えてきてしまいます。

そこで本日はあえて悪い方にスポットを当て、好まない医師像とはどのような先生方なのかを共有させていただきたいと思います。
普段からご自身の性格や診療方針、考え方などはあまり振り返る事は無いかもしれませんが、参考までに以下をご確認いただければ幸いです。

※以下は過去に弊社が病院の採用担当者から直接伺った内容も含みます。
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◆ これから指定医を取るべき若い医師だが、週4日勤務で当直無しを希望している。
◆ 精神科での経験年数が10年以下だが、相場よりもかなり高い給与を希望している。
◆ (ご家庭の状況にもよりますが)夏休み、年末年始、祝日等の休日日数や有給休暇の取得率ばかりを気にする医師。
◆ 他の医師や看護師などコメディカルとの連携やコミュニケーションが上手く取れない医師。
◆ 病院の診療方針と齟齬があるにもかかわらず、自分の診療方針を絶対に曲げない医師。
◆ コメディカルや事務職員に対し、横柄な態度や突然激高するような医師。
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整理させていただきますと、自己の希望を強く要求し、チーム医療である病院組織や人間関係に悪影響を与える医師という事になります。

先生のご希望に対しては、私共も出来る限り叶えられるよう医療機関側へ交渉もさせていただいておりますが、あまりに筋の通っていない事、無理な事を仰る先生に対しては忠告をさせていただく事もございます。
それは、ご入職後に病院側と馴染めかったり、人間関係でご苦労されるのは先生ご自身だからです。

医療機関側は医師の採用・勤務に対し、常に良い顔ばかりを見せているところも多いです。
しかし、いつも良い顔をしていても裏では真逆の顔をされている事もあるのかもしれません。(実際に私共へ本音を漏らす事もあるくらいです。)

以上は転職を考えた時に振り返れば良い、という訳ではなく、現職場で円満にご勤務を続けていく上でも改めて振り返っていただいても良いと思っております。