先日、大阪エリアで内科から精神科への転科を希望され、弊社にご相談いただいたY先生をご案内した際のエピソードです。
Y先生からご希望の条件をヒアリングし、それに合致する求人を探し始めました。
しかし、いざ蓋を開けてみると、条件に合う案件が一切見つからないという事態に直面したのです。
そこで弊社としては、「案件が見つからなかった」という報告だけで終わらせるのではなく、別の選択肢を検討した上で併せてご提案することにいたしました。
具体的には、大阪府内に限定されていた希望エリアを広げ、近隣の他地域も含めて探してみてはどうかというご提案です。
実際にY先生にその旨をお伝えしたところ、「大阪府内で良い案件がないのであれば、精神科への転科自体を諦める」というお返事でした。
もちろん、最終的な判断を下すのは先生ご自身です。
私どもがそれ以上介入することはできませんが、この時に一つ、強く実感したことがありました。
それは、「そもそもこの温度感では、仮に面接に進めたとしても内定(オファー)を勝ち取るのは難しいだろう」ということです。

医療機関側の立場で考えると、精神科における最優先採用は「精神保健指定医」です。
指定医ではない「転科希望の医師」を採用するというのは、病院側にとっては一種の「先行投資」(将来、指定医を取得した後の活躍を期待しての採用)になります。
つまり、採用ハードルがただでさえ高い中で、病院側に転科への熱意や本気度が伝わらなければ、採用を見送られてしまうのは必然と言えます。
大変厳しい現実ではありますが、昨今の精神科への転科は、決して容易な状況ではありません。
本気で転科を目指すのであれば、「エリアは問わない」と言えるほどの、「何が何でも精神科医になる」という強い決意が必要不可欠ではないでしょうか。
これから精神科への転科を検討される先生方は、ぜひこうした市場の背景やハードルの高さも念頭に置いた上で、一歩を踏み出されることをお勧めいたします。
そしてその想いを弊社のコンサルタントにぶつけて頂ければ、我々の方でも先生の熱い想いにお応えできるよう、全力で対応致します。