先日は精神科への転科についての情報をお伝えしましたので、本日は精神科へ転科するメリット ・ デメリットを独自の観点からまとめてみたいと思います。
(あえてデメリットを記載するのは、私共が無理に転職をさせるような会社ではない事、医師の先生方と真摯に向き合いたいという気持ちが強い事をご理解下さい。)
※先生によってやりがいやお考えは違うと思いますので、参考程度にご覧頂けますと幸いです。
~~~ 精神科へ転科するメリット ~~~
■そもそも他科からの転科がしやすい専門科目である。
■転科前の科目の専門性を転科後も活かす事が出来る。また指定医取得後は精神科分野と転科前の専門があるという事で医療機関側から重宝される傾向が強い。
■当直を行なった場合、他科よりもゆったりした当直(寝当直)のケースが多い。
■残業やオンコール等の時間外勤務が他科と比べて少なく、オンオフしっかり分ける事が出来る。よって自身が高齢になっても勤務しやすい。
■今後の高齢化や現在の社会情勢から、患者が増えてきている事から増々需要が出る専門科目になる事が予想される。
■患者様とのコミュニケーションが重視される為、外来は他科よりもゆっくり1人の患者と向き合える。
■個々の患者様の心(脳)の問題の為、他科と比べ決まった治療法はなく先生独自の治療法を行なう事が出来る。(もしくはその可能性が高い。)
■開業を考えた場合、他科に比べ初期費用が低い為、リスクが少ない。
■産業医としても精神分野の需要は増している為、精神科の経験は大いに活用できる。(最近は精神科医が産業医になるケースが増えている。)
~~~ 精神科へ転科するデメリット ~~~
■これまで多くの手術や救急等でバリバリ勤務してきた先生にとっては、物足りなさを感じる事がある。
■身体疾患を診るケースが減る為、身体管理スキルが落ちる可能性がある。
■転科出来る年齢が限られており、早ければ早い程良い。50代になると転科可能のハードルがかなり上がる。
■精神保健指定医の取得を希望する場合、3年の精神科経験が必要。
■転科前の給与額にもよるが、転科直後は給与面の減額になるケースがある。(地域により変動あり。)
■病院勤務の場合、病院の場所が駅から離れているケースが多い。
■紙カルテ等のシステム面を含め、総合病院よりも体質面で古いところが多い。
以上になります。
他科への転科は確実に不安を伴います。
もし、少しでも転科についての見解をお聞きになりたい先生方は一度お気軽にご相談下さい。
プロのアドバイザーが「転科への不安はどのようなものなのか」また「将来をどのようにお考えなのか」等をじっくり伺った上で、僭越ながらアドバイスをさせて頂きます。
(転科や転職を無理に勧める事はありませんのでご安心ください^^)