退職の申請時期はいつがベターなのか!?

 

来年4月に向けて転職活動を始めている先生方が増えてまいりました。
そこでご質問を頂く事なのですが、
「実際に転職先が決まった際、現病院への退職申請はいつぐらいが良いのか?」
というご相談を多く頂きます。

 

そこで本日はこの件についてお答えしていきたいと思います。
※先生方の退職・転職を促すような記事ではない事をご理解下さい。

 

 

まずお辞めるになる際には、円満にお辞めになるという事が大事です。
これはどの業界どの職種であっても、円満である事に越した事はありませんし、医療業界だけが特殊という事でもありません。

 

 

では円満に辞める為にはどの時期に退職申請をするのが良いのかという事になりますが、
それは先生の現在のご状況によります。

 

以下の3つの事例で説明をします。

 

■大学医局に属している先生が退局して転職をする場合
こちらはご存知の先生も多いかもしれませんが、一般的には半年前です。
当然、大学によっては過去の大学内での事例から1年前というケースもありますし、派遣スケジュールを組んだりする関係で変わる事もあります。
ただ誠意のある時期としては半年前であれば、医局長や教授もお話をしっかりと聞いて下さると思います。

 

■(大学医局には属しておらず)転職をする場合
一般的には3ヶ月前~6ヶ月前となります。(実際には6ヶ月前でも少し長いくらいです。)
患者様の引継ぎや現勤務先への配慮、実際の転職準備(お引越しを伴うケースなど)を考えますとこれくらいの期間は必要です。
転職確定後もある程度余裕を持って、転職する事が望ましいです。

 

■現勤務先と契約の際に結んだ雇用契約書に明確な記載がある場合
雇用契約書に「退職時には〇ヶ月前に申し出るものとする」という文言がありましたら、それに従うのがベターです。
ただ稀ですが「1年前」という表記が契約書にある場合もあります。
そもそも転職活動は1年前の段階では受け入れが可能な医療機関が少ない為、碌に活動できません。また転職先を決めずに退職申請をするという事にもなりかねません。
1年前という表記は法的にも長すぎる為、退職申請のタイミングで勤務先へ相談をするべきです。
また契約更新のタイミングで退職をするというのも良いかもしれませんが、契約期間内であっても退職申請・退職は可能です。

 

以上になります。

 

先生がもし今度転職をなさる際や転職をお考えの際には参考になさって下さい。
また個別に「このようなケースはどうか?」という事がありましたらお気軽にお問い合わせください。