転職の際に必須となる医療機関側との面接。
医師の転職市場は、まだまだ売り手市場(引く手数多)の為、面接後にオファーをもらうケースが多いです。
しかし必ずしも「面接=オファー」という事にはなりません。
というのも近年、医療機関側は採用面接に慣れており、先生方に対する選ぶ目を持っているからです。
また過去に転職して入職された先生が早期で退職となってしまったという失敗の経験値を積んでいるからです。
そこで本日はあえて、過去に面接でパス出来なかった先生方の事例をご紹介します。
念には念を入れて確実にオファーが出るような対応をお勧め致します。
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では、どのような理由で断られてしまうのかを公開しますと、まず断られるケースは大きく分けて2つです。
1. 人物評価による見送られてしまうケース
2. 医療機関側の都合により見送られてしまうケース
1.は、残念ながら医療機関側からこの先生には来て欲しくないと判断されてしまった場合です。
・コミュニケーション能力に欠ける。
・勤務している先生方と性格的に合いそうも無い。
・健康状態に不安を感じる。
・経歴を偽っていた。
・先生のスキルと医療機関が求めるスキルに齟齬があった。
・面接の際に条件面の質問ばかりしてしまった。
・質問が全く無く勤務に対して本気度が感じられなかった。
…etc
2.は、面接後に医療機関側に何らかの都合が出てきてしまった場合です。
・急遽、医療機関側の体制が見直され採用の必要が無くなってしまった。
・急遽、大学医局から医師が来てくれる事になった。
・候補者が複数いた為、今回は他の応募者を採用した。
…etc
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以上の通りです。
そして面接で断られてしまう殆どのケースが前者の方です。
しかしこのケースのほとんどが、事前の対策でカバー出来るものばかりです。
そもそも面接で医療機関側は、
■ 人柄を含めたコミュニケーション能力
■ 見た目(清潔感の有無)
■ 診療レベル
実は…ほぼコレだけしか見ていません。
ごくごく普通の事なのです。
普通にコミュニケーションが取れて、TPOをわきまえていて、これまでの経験について嘘偽りなく話せる先生にオファーを出したいだけなのです。
面接だからといって変に構えたり、難しく考えることはありません。
至極シンプルです。
ちなみに、細かい勤務条件等は全てコンサルタントに交渉させたり、確認させたりと任せてしまえばよいのです。
面接では上記のような失敗事例を参考にしながら、先生が行なう事は至極シンプルです。