私共【精神科医の転職相談室】の下には、全国の様々な環境下の精神科医師から転職相談を頂いております。
その中で本日お伝えするのは転職活動の時期についてです。

 

通常、退職時期(転職時期)から逆算をして、退職申請時期 → 転職活動時期と遡ってお考えになる先生は多いと思います。
※あくまで転職先の選定後に退職申請をする場合です。

 

 

ではどのタイミングで転職活動をするのがベターなのか。
(転職活動とは面接や見学のみの事ではありません。実際に先生が転職コンサルタントと連絡を取り始めたり、情報を集めだしたりする事です。)

 

実は先生によってその時期は違います。

 

例えば、
1. 大学医局に属されていたり、公的病院にてご勤務されている先生の場合
2. 大学医局には属さず民間病院でご勤務されている場合
ですと

 

まず1.の場合は、早めに退職申請をしなければ、次の職場へ転職する事が出来なくなる可能性が高いです。
よくあるケースとしては転職時期の1年程前から転職活動を始め、遅くとも転職時期の半年前までには退職申請をするという事があります。
実際過去には、転職活動を始めるのが遅くなってしまい、その後良い転職先が出てきたにも関わらず、結局辞める事が出来ずに転職を断念された先生もおります。

 

2.の場合は、現勤務先との契約時の文言がどのようになっているのかにもよりますが、3~6ヶ月前の退職申請で大凡問題ないと思われます。
よくあるケースとしては転職時期の半年前から活動を始められる先生も多いという事があります。
また稀なケースとしては、退職時期が数ヶ月後と既に決まっており、少し駆け足気味で転職活動をされる先生もおります。
余程の強い引き留めが無い限り、1.の先生よりは比較的短期間で辞めやすい環境下ではあります。

 

 

勿論転職活動は以上の時期よりも早い時期に始めるのも良いのですが、早すぎる情報集めは実際の転職活動時のリアルな情報と、必ずしもイコールではありません。
(求人情報が充足してクローズしてしまう事もある為。)
また採用側の医療機関が、今後の採用計画をまだ出していない事も考えられます。

 

先生の個々の環境、状況によって転職活動は異なります。
今後転職をお考えの先生には、ベストな転職活動が出来るように、またスムーズに転職が出来るように、先生方と情報共有をさせていただければと思っております。