精神単科病院、内科病棟のある精神メインの病院では、精神科医と内科医のダブル主治医制を取っている病院があります。
私共も多くの病院に訪問し、院長先生や部長の先生から
「当院は精神科医と内科医のダブル主治医制を取っている為、ある程度の合併症は当院で解決してしまう。」
というようなお話を伺います。
本日はこのダブル主治医制について考えてみたいと思います。
先生方はこのダブル主治医制についてどのような見解をお持ちでしょうか?
僭越ながら、これまでの先生方のお話をお聞きする限りでは、良いという反応が多いです。
しかしながら一部でそうとも言えないようなお声がある事も確かです。
そこでそのようなお声を下に、ダブル主治医制のメリットとデメリットについて記載したいと思います。
<メリット>
・身体合併の患者様は内科の先生が診てくれる為、自分は精神科分野のみを診れば良い。
・内科的なフォローが常に受けられる。
・内科の先生の見解を参考に出来る。
・万が一、身体面で急変が起きた時にも迅速な対応が出来る。
・患者様側の立場としても安心して入院が出来る。
…etc
<デメリット>
・精神科医と内科医が主治医なだけに、双方で大きく見解が違う場合、ぶつかる可能性がある。
・内科の先生に対し常に気を使わなければならない。
ダブル主治医制の病院は体制的にも良いと思います。
しかし反面、上記のようなお声がある事も確かです。
また転職においてはどうしてもご自分に都合の良いように考えてしまい、プラス思考になりがちですが、ここは転職のプロの見解や第三者の意見も参考にすると良いと思います。
私共は精神科転職のプロ集団ですので、ご相談はお気軽にどうぞ。