「あそこの病院の悪い評判や噂はよく聞く…。」なんては事ありませんでしょうか?
私共も実際に日々先生方と病院とやり取りをしておりますとそんな声や評判を聞く事があります。
そしてこのような声が上がるような病院は、急性期病院に多いという事も分かっています。
では本当のところどうなのか?
実際に病院の内情が悪いという事もあるかもしれませんが、実はそうとも限らない場合もあります。
単純に辞める先生が多いという理由からイコール悪い病院という評判が付いてしまっているだけの場合もあります。
「過去に辞めた先生が多いという事は悪いという事ではないか!」というご意見もあるかもしれませんが、一概にそうではありません。
確かに辞めた先生方はその病院の事を良く言わないかもしれません。
しかし決めつけるのではなく、よくよく内情を探ってみると以下の事が要因としている場合もあるのです。
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■急性期を行っている指定医を取得出来る病院は、指定医の取得を目標だけに来ている先生も多い為、指定医の取得が出来れば本来行きたい道に進まれる先生が多いです。よって指定医取得のタイミングでお辞めになる先生は必ず一定数いらっしゃるという事。
■急性期病院は常勤医が比較的多く、中には20名規模の医師を抱える病院もある為、このような病院は毎年必ずご家庭の事情等の何かしらの理由(ゆったり希望で辞める先生も中にはいる思いますが)で辞める先生方は出て来るという事。(これは統計的に起こり得ます。)
■先生の今のご希望は2~3年経つと変わってくる事が多いです。指定医取得のタイミングもその一つですが、ご家庭の都合、ライフイベントによっても2~3年以内に状況が変わる先生は多いです。その時々のご状況によってQOLを重視した勤務が出来る病院へ転職をする先生方は多いという事。
■実際は良い話もあるのに悪い話程広がる傾向にあるという事。
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以上のような事があります。
よって内情は決して悪いのではなく、急性期の病院は悪い噂や評判が立ちやすいという事はあります。
勿論、明らかに「これは長期勤務が難しいのでは…」というケースもあります。
一概に決めつけてしまって先生の選択肢を絞り込み過ぎるのはよろしくありません。
このような情報を先生方に提供そして共有しながら、本当に先生にとって良い道を選んでいただきたいと思っております。