医師である先生が現在勤務されている病院、また転職をお考えの先生であれば転職先候補の病院が今後どのような方向性を取ろうとしているのか、先生はご存知でしょうか?
この方向性とは、病院の将来的な運営方針という事であり、大きく分ければ慢性期なのか急性期なのかになるのですが、今後在宅医療(訪問診療)にも力を入れていきたい等、もう少し詳細の方向性についても出て来る事もあります。
今後ご勤務する病院がどのような方向性を取るのかによっては、先生個人のお仕事内容にも深く影響する事ですので、知っておく事に越した事はありません。
特にこれから転職をしようとしている先生は、現状と入職時の病院の内情が変わってしまうなんて事も起こるかもしれませんので注意が必要です。
入職後に「こんなはずではなかった・・・」とならない為にも、病院の方向性を知る事は重要なのです。
では方向性の変わるタイミングとしては主にどのような状況で変わる事があるのかと言いますと、
診療報酬の改定、病院の建て替え、医師の体制の変動、院長交代、病棟数の変動 等のタイミングで病院の方向性も変わる事があります。
上記の事があった際はご自身でアンテナを立てておくべきです。
病院が「今後は急性期に力をいく!」「若手を育てられるような病院にしていく!」「高齢者医療、慢性期の方に力を入れていく!」という事は起こり得ます。
もしこれから転職をする先生なのであれば、必ずしも面接や見学の際に病院側からアナウンスがあるとも限りません。
その時は転職コンサルタントから確認してもらうのも良いかもしれません。
病院の経営者(理事長や院長)は常に病院運営について考えているのは当然です。
勤務条件や病院の現状についてのみスポットを当てるのではなく、将来的な部分にも是非スポットを当ててみて下さい。