転職活動を先生方は行なう際、転職先候補となる医療機関の名前や求人内容を目にする事があるかと思います。
また特に同じエリア内で転職をする場合ですと、近隣の病院やクリニックの評判が既に耳に入っている事もあると思います。
もし仮に、転職先候補として事前に評判を聞いている場合、しかもそれが悪い評判であった場合、先生はその医療機関の面接や見学に行きたいと思いますか?
ほとんどの先生はNOだと思います。
しかしその評判、実際のところはどうなんでしょうか?
正直私共も多くの医療機関様は勿論、多くの先生方とやり取りをしておりますとそのような評判を耳にする事はございます。
ただ実証はありません。
実は過去にこんな事例がありました。
①: 良いとは言えない評判を聞いていた医療機関があり、他の諸条件や環境が希望に合致していた為に転職をした先生から「意外と自分には居心地の良い環境だ」というお話。
②: ①と同じような境遇で転職した先生から「確かに言われてみればそのような様な事はあったが、気にならない程度だ」というお話。
実際のところは先生個々に合う合わないの問題であり、見学や面接の際に感じ取り、その後働いてみない事には分からないという事になります。
勿論、逆のケースもあるかもしれません。
良い評判を聞いていた為、安心して転職したが自分には合わなかった・・・。というケースです。
転職の際には良い評判や悪い評判を参考にするのは良いかもしれませんが、そもそもの良いお話が消えてしまう事、選択肢が少なくなってしまう事は先生にとって良くはありません。
もし気になる医療機関があるのでしたら、最終的にベストな選択が出来るよう一旦評判は置いておいて、まずは先生の目で耳でその医療機関の見学をする事も考えてみて下さい。
但し、何でもかんでも見学や面接に行くという事はオススメしません。
興味の湧かない、気にもならない医療機関のお話は早々にお断りするべきです。