本日は表題の通り、「条件交渉した後の条件は永続的ではない」というお話をしたいと思います。
まず私共は先生方から転職のご依頼を頂いたのと併せて同時にご希望条件をお伺いしています。
例えば、
・年収は〇〇〇〇万円以上はほしい。ないと困る。
・当直は月〇回まで。可能なら免除であってほしい。
・勤務日数は週〇日の勤務を希望。
・急性期の患者様を診たい。慢性期の患者様を診たい。
…etc
これらの条件は先生方によって様々です。
私共も何故その条件が良いのか、なぜその条件をご希望になるのかを先生からお伺いした上で、各医療機関へ交渉に入ります。
その交渉によって医療機関は、
「その先生の〇〇〇〇という条件は飲みましょう!」
「その条件は難しいが代わりに違うご希望条件である〇〇〇を飲みましょう!」
などといったお話を下さいます。
(難しい条件交渉の場合は面接後の人物評価があった後になるケースもあります。)
これが求人内容のカスタマイズなのですが、その条件を記載した求人情報を先生方へお送りし見て頂きます。
その後、先生方には検討して頂く訳なのですが・・・
その期間が長くなればなるほど条件の効力は失われていくのです。
以前求人をもらった際は〇〇〇〇という条件だったのに、ようやく応募しようと思った時に再度確認したら、条件が下がっていた・・・なんて事があったりします。
それは何故かと言いますと、以下の通りです。
① 応募者が複数名になり、条件を高く希望する先生のバリューが無くなってしまった。
② 先生と同じようなご経験、ご年齢の先生の採用が決まってしまった。
③ 院長や採用担当者が日々の様々なお話の中で、以前話した条件面の事を忘れてしまった。
④ こちらからの連絡(反応)が遅くなった事により、そもそもの採用熱が冷めてしまった。
大凡は以上の事が該当します。
もし、求人情報が届いたらそれを確認・判断された上で、コンサルタントに以下のようにお話するのがベターです。
「〇〇病院の話はキープ、◇◇病院の話はなし。」
その後、ある程度情報が揃ってからキープの中から話を進める医療機関を選択する方が良いでしょう。
(キープという事であれば、その医療機関に対しコンサルタントから繋ぎの話をしておく事が出来る為です。)
転職の際にはベストな選択したいというお考えは御尤もです。
しかしそれにはまず上記の事を先生ご自身もご理解頂く事が必要だと思っています。