保留から1年で求人が半減?ある精神科指定医の転職活動から学ぶ教訓

先日、弊社に転職相談に来られた精神科のT先生(仮名)の事例をご紹介いたします。

T先生は指定医としてご勤務されていましたが、現在の職場環境に悩みを抱え、他院への転職を視野に「実際にどのような求人があるのか知りたい」と弊社へお越しになりました。
さっそく担当コンサルタントがヒアリングを行い、ご希望に沿う求人を5件ほどご提案いたしました。
しかし、T先生から見ると「希望にぴったり合うものがない」とのご判断になり、「少し様子を見て、また別の案件が出てきたら紹介してほしい」と、一度は転職活動を保留されることになりました。

それから約1年後、T先生から改めて「その後の求人状況を知りたい」とご連絡をいただきました。
そこで再度、最新の求人情報を収集したのですが、提示できた案件はわずか3件。
前回よりも選択肢が減ってしまったのです。
さらに、求人を募集している医療機関の顔ぶれも前回とほとんど変わっておらず、結果として1年前よりも厳しい状況になってしまいました。
T先生は「待っていれば、より良い新着求人が出てくるだろう」とお考えだったため、前回よりも選択肢が狭まったことに大変ショックを受けられていました。

実は、このようなケースは珍しくありません。
最近、本コラムでも何度かお伝えしている通り、現在の精神科医の転職市場は「買い手市場」になりつつあります。
そのため、待てば待つほど求人が減少してしまうリスクが高まっているのです。
特に好条件の医療機関ほど「早い者勝ち」で枠が埋まってしまいます。
時期を待つよりも、早めに動いていただいた方が、結果として良いご縁に繋がる確率が高まります。

求人情報は、タイミングやご縁が非常に重要な要素です。
少しでも気になる求人を見かけた際は、まずは病院見学へ足を運んでみるなど、スピーディーな対応をおすすめいたします。
これから転職を検討される先生方は、ぜひこうした市場の現状も踏まえ、後悔のない転職活動を進めていただければ幸いです。