精神科の医療機関による精神科医の採用戦略の考え方

今回ですが精神科の先生方ではなく、精神科の医療機関における精神科医の採用に関する戦略についての考え方をお伝えさせて頂きたいと思います。
ここ最近でも引き続き精神科医の採用でお困りになられている医療機関が多々ございます。
特に東京や大阪、名古屋、福岡などの大都市から離れた場所にある医療機関に関しましては、特にその傾向が顕著な場合が多くなっております。
そこで、何らかの策を打ちたいと考えているものの、なかなか具体的な策が見いだせずにお困りになられているところも少なくないと思います。
そのような時に少しでも参考にして頂けるようなお話をさせて頂きます。

先日、中国地方にあります、精神科病院のH病院より精神科医の採用が困難であり、何とかしたいとの事でご相談を頂きました。
しかも、出来る事であれば地元の精神科医を採用したいとお考えをお持ちになられておりました。
もちろん、私共の方でも出来る限りお手伝いをさせて頂くという事でお声掛けをさせて頂きましたが、確かにH病院がある地域では、過去を振り返っても転職を希望される医師が非常に少ない地域になっており、この地域で医師を探すことは非常に難しい事が容易に想像する事が出来ました。
そんな状況の中で何が出来るのか策を考えたところ、まずはH病院がある地域で実際に転職についてお考えになられている精神科医がどのくらい存在しているのかについて、おおよその見当をつけるために、この地域に重点的にネット広告を配信してみることにしました。
約3か月間、広告を配信してみて分かったこととしましては、この地域では地元に住んでいる医師が転職に関する情報収集を行っている数が非常に少なく、そのボリュームは東京を100と見立てた場合、わずか「2」程度の割合に留まっている事が分かりました。
本来であればH病院は地元の精神科医を採用したいと考えていたようですが、この結果から考えますと、大変残念ながらそれは非現実的な考え方であると言わざるを得ません。
つまり、地元の医師ではなく他の地域から医師を引っ張ってくること考えた方が、現実的な策に繋がるというおおよその結論が見えてきたのです。

そこでH病院に対してご提案させて頂いた事としましては、他の地域から医師を引っ張ってくることになれば、当然住居の手配が必要になります。
社宅を用意して頂く事や家賃補助を厚遇して頂く、引っ越し費用を負担して頂くなどです。
場合によっては、都市部からの通勤も視野に入れて頂き、飛行機代や新幹線代の負担など、通勤時の交通費についても出来るだけ医師の負担を軽減できるような手段を取って頂けるようにお願いしました。
こういった情報をネットなどを通して発信していきつつ、紹介会社などを上手く活用して頂く事で、H病院に転居を伴う転職についてご検討頂ける精神科医を全国各地で探すことを試みて頂くと良いのではないか、とのご提案をさせて頂きました。
このように、それぞれの医療機関が抱えている採用に関する問題を深掘りし、具体的な対応策を練ることで、少しでも上手く採用に繋がる確率を高められるようなご提案をさせて頂きたいと考えております。
精神科医の採用でお困りになられている医療機関のご担当者様、是非お気軽にご相談下さいませ。