医師の先生方(精神科以外の科目)から「精神科へ転科をしたい!」というご相談が意外に多くなっています。
しかもご相談を頂く先生方のご年齢は様々で20台後半~60台前半の先生方です。
 
そこで本日は転科についてお伝え出来ればと思います。
 
実は精神科は転科しやすい科目の為、これまで多くの先生方が精神科へ転科をされてきました。
そして転科後に精神保健指定医まで取得した先生方も珍しくはありません。
 
ちなみに過去には、
 
・内科 → 精神科
・麻酔科 → 精神科
・皮膚科 → 精神科
・形成外科 → 精神科
・整形外科 → 精神科
・外科 → 精神科
・脳神経外科 → 精神科
・リハビリテーション科 → 精神科
・心療内科 → 精神科
・眼科 → 精神科
 
というご転職のサポートさせて頂いたケースがございます。
ほとんど全科と言っても良いかもしれません。
 
では、何故転科をご希望されるのかお話を伺いますと、ご自身のご都合から現在の時代背景によるものまであります。
 
■今後年齢を重ねるごとに手術は出来なくなる為、転科のしやすい精神科へ転科したい。
■専門科目を選ぶ後期研修の際に精神科と迷い、その時は違う科目を選択したが改めて精神医療が気になり今後は精神科医の道を進みたい。
産業医をしていた頃に、あまりにもメンタル的に弱ってしまっている社員の方を診ているうちに精神科の必要性を感じた。
■今後高齢化が進むにあたって、認知症の患者様が増えていく事で精神科医としてのやりがいを感じた。
■精神科は心の問題なので、特に「このように治療すれば良い」という決まったやり方はなく、他の科に比べそのような事が多いだけにもっと患者様と向き合えるような気がしている。
■今後ips細胞のような細胞で、臓器や骨などは再生可能になるが、脳の再生は出来ない。故に精神科医は今後も常に必要とされるだろう。
…etc
 
といった内容です。
 
そして、転科は全くのゼロからのスタート
ではなく、
これまでのご経験を活かせる場面も多々出てきます。
 
例えば、
◇精神科病院に入院されている患者様は肺炎などの合併症の方もいます。
◇骨折をしてしまう患者様もいます。
◇ナートが必要な事もあります。
◇褥瘡を起こしている患者様もいます。
◇電気けいれん療法(ECT)が必要な患者様もいます。
 
そのようなケースでも元々のご専門の科目のご経験は活かせるのです。
 
むしろ他の科も診れる精神科医は病院にとっても貴重な存在です。
 
 
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精神科医の道をまだ諦める必要はありません。
転科のご相談はお気軽にどうぞ!