長い間、同じ職場での勤務を継続しておりますと、入職した当時と比べて労働条件等に変化が生じてきたり、職場側から新たな事を求められたりする場合がございます。
例えば、当初は完全な慢性期の病院だったが方針が変わり急性期にシフトし始めたり、当直免除という条件で入職したにも関わらず当直に入る事を求められたり、時には病院の経営悪化を理由に給与額が下げられてしまう、というような内容です。
こういった内容ですが、転職の件で弊社にご相談に来られた精神科の先生方から実際にお伺いさせて頂いたお話でして、過去には同じようなお話を多くの先生方よりお教え頂いた事があります。

先生方としましては、今まで慣れていた働き方を無理やり変えられてしまうだけではなく、より多くの業務量を課せられるなど改悪に繋がる場合も多く、出来る事であれば変えたくないとお考えになられる事もあるのではないかと思います。
しかし、こういった場面というのはある意味チャンスとも捉える事が出来る場合もあります。
実は職場側としても、先生方に対して今までとは違った事をお願いするというのは、先生方より拒否されてしまった際に、最悪の場合には退職されてしまうというようなリスクがある事を考えますと、決して簡単な事ではなく、むしろ苦渋の決断として実施されている場合も多いようです。
こういった職場側の意向をくみ取りますと、仮にこういった場面があった場合ですが、一方的に拒否するだけではなく、快く受け入れて頂けた際には職場側からの先生方に対する評価が格段にアップする可能性も高いという視点を持つことも重要だと思います。
その結果、役職を付けて頂いたり、それに伴って給与をアップして頂けるなど、諸々の待遇面などが良い方向に改善される場合も十分に考えられるのではないかと思います。

長い間、同じ職場で勤務していますと、世の中の変化などに伴い必ずと言って良いほど職場環境が変化する場合があり、時代の変化の流れに合わせたり、より良い職場環境を作り出していくためには、どうしても通らざるを得ない道ではないかと思います。
こういった時の立ち振る舞い一つで、先生方のその後のキャリアプランが大きく変わる可能性がございます。
何かあった際には直ぐに転職ではなく「残る」という選択肢も含めて慎重にご判断して頂く事をお勧め致します。
弊社でも、ご相談に来られた先生方に対し、必ずしも転職する事をお勧めする訳ではなく、時には転職しない事をお勧めさせて頂く場合もございます。
こういった場面に遭遇された際には、まずはお気軽に弊社までご相談下さいませ。
専任のコンサルタントより、最適なご提案をさせて頂きます。