私共【精神科医の転職相談室】では、全国の医療機関と日々連絡を取り合っております。
そうすると、それぞれの医療機関が求める医師像や採用のポイントが分かってきます。
転職希望の先生の履歴書を拝見させていただいた時には、ご経歴の中で良くも悪くもポイントになる箇所が見えてきます。
つまり今後、医療機関との採用面接の際に聞かれるであろう部分が分かるという事です。

実はこれが非常に重要な事なのです。
仮に医療機関側に懸念されてしまう点が多い先生のご経歴については、私共が事前に先生の当時のご状況や内容の理解を深める事で私共から上手くフォローが出来ます。
履歴書を見ただけでは判断していただきたくない内容を、しっかりと先方の院長や採用担当者に伝えなければ理解を得られない事もあるかもしれません。

例えば、1年毎に転職を繰り返していた先生がいらっしゃったとします。
履歴書を見ただけでは、先方が「当院に入職してもらっても、また1年で辞められてしまうのでは？？」という疑念を抱く可能性が高いです。
しかし、当時何があったのかを具体的に先方へ伝える事によって、「それは致し方ない…」という考えに変わり、1年毎の転職が正当化されるわけです。

先生が最終的に転職するかどうか検討・判断をする為にも、採用面接へ行くからには採用オファーという連絡を医療機関側から貰わなければ入職検討・判断は出来ません。
それは採用オファーの連絡を頂いた後に初めて先生の正式な条件面の提示があるからです。
その条件面を先生がご覧になって、最終的に転職するかどうかの判断を下していただきたいのです。

候補先の病院やクリニックへの転職をしっかり検討をするには、まず医療機関側から採用オファーを貰う事が大前提です。

履歴書は「面接日当日で良い」とか「詳細は自分（先生）が当日話すから良い」という事は、大事な転職なだけに出来れば避けたいのです。
しかも面接時間は限られていますので、アピールできる点や懸念点の説明などしっかり伝えられるかどうかは事前に判断が難しいところです。
ですから私共は事前に先生の履歴書を拝見させていただき、ポイントになる部分をしっかり把握させていただく事を大事にしています。

お忙しい時間や場合によってはお休みを取って面接に行くわけですから、結果的に採用オファーがもらえず「無駄な時間だった…」という事は避けなければなりません。

私共【精神科医の転職相談室】は、精神科である先生方の味方であると同時に医療機関側の採用担当者と同じ目線を持っています。
事前に懸念される点がないかどうか、誤解を招く点が無いかどうか、またアピールできるポイントはどこか、を確認させていただき、先生の大事な転職を慎重に進めたいと思っております。