
先生方が転職についてお考えになられる理由やきっかけは、先生方それぞれに様々な理由が存在している事になります。
それ自体に正しいとか間違っているという事は一切ございませんが、転職活動を行う流れの中で、稀に理由やきっかけがブレてしまう事がございます。
そして、それが原因で転職活動が思わぬ方向に進んでしまう事があります。
以前、弊社宛にご相談を頂きましたW先生の件ですが、それまでご勤務されてきた病院は元々は慢性期の病院でしたが、時代の変化に伴い少しずつ様変わりをしてしまい、直近では急性期を扱うような病院になってしまったという事で、元々のような慢性期の病院で勤務したいとの事で弊社までご相談に来られました。
そこで、W先生の条件に見合う医療機関の候補を幾つかご紹介させて頂き、2件の病院の面接に参加して頂く事になりました。
一方で、W先生の知人からとある病院を紹介されたとの事で、そちらの面接にも参加されるという事になりました。
そこで、どのような病院なのか内容をお伺いしたところ、完全な急性期の病院になっておりました。
なぜこの病院の面接に参加される事になったのか、そのご意向を確認させて頂きましたところ、給与額が破格な内容になっており、近隣の相場に比べて400万円ほど高くなっており、それまでご勤務されていた病院の給与額と比べても大幅にアップした内容になっていたため、そこに興味を示され面接に参加する事をご決断されたようです。
そして3つの病院の面接に参加された結果、全ての病院からオファーを頂く事が出来たのですが、W先生は最終的に知人より紹介された急性期の病院をお選びになり、そちらにご入職される事になったのです。
しかし、それから3カ月後に再びW先生からご連絡があり、いざ入職してみたら想定以上にハードな環境であったため改めて転職したいとのご相談を頂く事になってしまったのです。
やはり当初の目的がブレてしまったことが、今回のような結末を招いてしまう事になってしまったのです。
このような事にならないようにして頂くためにも、転職理由やきっかけに関しましては、しっかりとご検討頂きつつ、そこからブレないように活動して頂く事が大事です。
そして、いざ転職を果たされた後ですが、当初に掲げていた理由やきっかけがクリアできるような形でご勤務して頂く事をお勧め致します。
後で後悔しないようにするためにも、十分お気をつけ下さいませ。