面接に参加される際ですが、事前準備として最も気を使う部分としましては、医療機関側からどのような質問を受ける可能性が高いのか、また質問された内容に対して、どのような回答をしたら良いのかとお考えになられている先生方も多いのではないかと思います。
一方、面接官(採用担当者)は面接を実施する際に、どのような点を最も重視しているのかと言いますと、多数の人が「第一印象」を重視していると言われております。
面接の合否に関しては開始数分の間で決まってしまうとも言われているくらい、面接の際の第一印象は非常に重要であるという事が言えます。
では第一印象の中でも、最も注意して見られている部分は何かと言いますと、それは見た目の問題、つまり「清潔感」や「身だしなみ」という事になります。
服装はもちろんですが、髪型を整えるなど、相手方から見られた際に不快にさせないような準備をして頂く事が非常に重要です。
次に、第一印象の中で注視されているのが聴覚的な部分として「声の大きさ」「トーン」といった部分であり、「明るい」「はきはきしている」「挨拶がしっかりしている」というような事がポジティブな印象を与える際に非常に重要になります。
そして最後に来るのが「話の内容」という事になります。
つまり、事前準備でよく行われている「相手方からの質問に対してどう答えるのか」という事に関しましては、実はそこまで重要な要素ではない、という事が言えるのです。
これらの要素に関しましては、精神科医の面接の際にも全く同じことが言えます。
過去に面接に参加するような機会が少なかった先生方も多い中で、面接の対策について考えて頂くのは非常に難しい作業ではないかと思いますが、医療機関から良い評価を頂くためには欠かせない要素となりますので、面接にご参加される際には、改めて上記のような事を意識して頂けると良いのではないかと考えております。