良い職場選びをする際に注視して頂きたいポイントについて

そもそも、良い職場という定義には様々な指標があり、一言でまとめる事はとても難しいことではないかと思います。
しかも、先生方にとって重視されている点、ご希望されている点は様々なため、一概に良い病院の定義を示すことは、より難しい事ではないかと考えております。
そんな中でも、良い職場の定義としてよく用いられるのが「職員が直ぐに辞めずに長く勤務している職場」が挙げられます。
これは医師の場合も同じで、在籍されている医師の勤続年数が長い医療機関に対しては良い印象を抱かれることが多く、逆に医師が直ぐに辞めてしまうような回転が多い医療機関は、どうしても敬遠されてしまう事が多くなります。

そこで私共の方でも、先生方に対し医療機関の情報をご提案させて頂く際ですが、在籍されている先生方の勤続年数をお調べして、ご案内させて頂くような事も少なくありません。
(医療機関の中には、勤続年数について質問しても明確に回答が得られない場合もございますが、そのような場合には、そもそも「怪しい」という目線で判断させて頂く事もあります。)

ここで、もう一つ併せてご確認して頂きたい事項がございます。
それは、在籍されている医師のご年齢という事になります。
なぜ年齢の確認が大事なのかと言いますと、それは活躍できる年齢層のイメージが分かるためです。
例えば、在籍されている医師の年齢が全員50代以上の病院と、20代~70代まで様々なご年齢の医師がご活躍されている病院では、後者の方が様々な年齢の先生方にご活躍して頂けるフィールドが用意されている事が想定できます。
長く在籍する事になりますと、ご自身の年齢も上がっていくことになる訳ですから、年齢が上がった時に活躍できる場がなければ、やむを得ず退職しなければならないという可能性が高くなる訳です。

同じ医療機関にて末永くご勤務して頂くには、将来、長きにわたってご活躍して頂ける環境が用意されている職場であることが前提ではないかと思います。
良い職場をお探しになられる際の一つの考え方として、是非このような点に留意して頂きつつ、相応しい職場探しをされてみては如何でしょうか。
少しでも、今後の転職活動のご参考にして頂けますと幸いです。