精神科の医療機関の中には、過去に医師や職員が一斉退職してしまったところや、職員がトラブルを起こしニュース沙汰になってしまったところ、経営難によって民事再生の申請を行ったところなど、様々な事態を引き起こしてしまったところもございます。
こういった医療機関については、大方の先生方がネガティブな印象をお持ちになられていることが多く、当然こういった医療機関への転職は控えたいとお考えになられる先生方が多くなります。
実際に医療機関側にコンタクトを取ってみますと、医師からの応募は少なく、上手く採用が出来ずに困っているところが多くなります。
そこで、近隣の相場よりも給与額を高く設定するなど、様々な工夫をしつつ、何とかして医師を確保しようと必死に取り組まれているところが多くなります。
実はこういった医療機関ですが、過去にトラブルなどを起こしてしまった事実はあるものの、その後は二度と同じような事を繰り返さないようにするために経営者が刷新されたり、院内の規定を変えるなど、良い病院に変えていくために様々な努力をされている場合がほとんどになります。
そして、それが見事に実って以前とは全く別の医療機関に生まれ変わっているところも多数お見受け致します。
にもかかわらず、多くの先生方からは敬遠されてしまう事も多く、それだけに穴場の医療機関として「狙い目」であるという事が言えるかもしれません。
逆に今まで評判の良かった医療機関は、多くの先生方より注目を集めている場合が多く、中には複数の先生方が同時期に応募されるなど、競争倍率が高くなる事も多く、非常にハードルが高くなっている場合も少なくありません。
これから新たな転職先をお探しの先生方、上記のようなことを頭の隅に入れつつ、今までとは少し違った目線で転職先探しをされてみては如何でしょうか。
思いもよらぬ穴場の職場が見つかるかもしれません。
今後の職場探しの参考にして頂ければ幸いです。