転職活動を行う際の手段として、最初から候補を一つに絞り込んで活動して頂く方法もあれば、敢えて複数の医療機関を比較検討して頂き、最終的に一番見合った所を選んで頂くような方法もあります。
必ずしもどちらかの方法が良いという訳ではありませんが、慎重に進めていく、リスクを少なくするという観点から考えますと、どちらかと言えば複数の候補を比較検討して頂き、最終的に転職先を決定されるような方法をお薦め致します。
複数の医療機関を比較検討して頂く際の方法についてですが、少しだけ工夫して頂く事で、より先生方が求めている医療機関のイメージが掴みやすくなると考えております。
その方法ですが敢えて違った内容の医療機関を比較して頂くという方法になります。
例えば、慢性期の病院で勤務したいとお考えの場合ですが、同じ慢性期の病院の中から「病院規模(病床数や病床区分など)」「在籍している医師数(常勤医師の人数や年齢構成、内科医の人数なども含む)」「対応している疾患」「平均在院日数や入退院件数」など、先生方が特に気にされているポイントにスポットを当てて比較して頂くという事になります。
例えば、病院規模を気にされる場合には、病床数を~100床未満、101床~299床、300床~500床などに分類して頂き、敢えて違った規模の医療機関の見学や面接に参加して頂くという方法になります。
こうして頂く事で、それぞれの規模の医療機関の良し悪しが浮き彫りになり、先生が希望している医療機関のイメージがより明確になるのではないかと考えております。
特にこだわりがない場合や、過去に転職した経験がなく優劣をつけること自体が難しい場合などには、こういった方法を取って頂く事で、個々の医療機関の良し悪しがより明確になるのではないかと考えております。
転職活動の進め方が漠然とされているような場合には、こういった手法を取り入れて頂く事で、転職活動の中身を濃くする事が出来るのではないかと考えております。
ご参考にして頂けますと幸いです。