先生方が転職活動を行われる際ですが、新たな職場をお決めになられるのと同じくらい重要であり、且つ労力を要するのが退職申請という事になります。
退職申請を行う際ですが、そのタイミングであったり、理由付け一つで展開が大きく変わってしまう事も少なくありません。
特に精神科という狭い世界の中でその後も活動を継続される事を考えますと、出来る限り良好な関係性を維持したまま退職する事が出来るに越した事は無いと考えております。
では退職申請を行う際ですが、どのような点に留意すべきなのか、最低限意識して頂きたいポイントについてご説明させて頂きたいと思います。
■最も重要な事は退職申請を行うタイミングです。
退職申請を行うタイミングについて考えて頂く際ですが、まず初めに先生方に確認して頂きたい事項がございます。
それは「退職の申し出」という項目についてでございます。
院内に備え付けてある就業規則や、先生方がご入職される際に医療機関と締結された雇用契約書などに記載されている事項になります。
ここには「退職の申し出を行う際には〇ヵ月前までに行う事」というような記載がされております。
つまり病院の規定として、退職申請を行うタイミングが決められている場合が多くなりますので、そのルールに則って対応して頂く事が重要になります。
一般的には1ヵ月前~3ヵ月前までに申し出するように決められている所が多くなりますが、中には6ヵ月以上先と決められているような場合もございますので、転職活動を行うとお決めになられた際には、真っ先にお調べになっておいた方が良いと思います。
とは言いましても、医療機関にとって常勤の先生が退職されるという事態は一大事になります。
特に先生方のお立場が院長職であったり、クリニックの管理者になられているなど、要職に就かれているような先生方が退職される際には、後任探しであったり業務の引継ぎ等で必要になる時間を考えますと、実際の退職までに長い時間を要する場合も多々ございます。
ルール上では「〇ヵ月前までに申請する」という事で決められている事も多くなるのですが、こういった事を想定しますと退職申請を行うタイミングに関しましては、遅いよりも早めに対応された方が医療機関にご迷惑をお掛けしない事に繋がると思います。
転職活動を開始される際ですが、是非上記の件についてご確認頂き、スムーズな活動が出来るように対処して頂ければと考えております。
ご確認頂きまして、ご不明な点などございました際には、いつでもお気軽にご相談下さいませ。
どうぞ宜しくお願い致します。