本日は、とある精神科の先生(以下W先生)の転職事例をご紹介します。
先生と転職コンサルタントの二人三脚の転職がいかに重要かを改めて知る良い機会となりましたので、ご参考にしていただければ幸いです。
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弊社へご相談にいらしたW先生は過去に転職の回数が多く、また現在は非常勤の掛け持ち勤務をしているという状況の先生でした。
正直に申し上げますと、転職の回数が多いのは信用を得にくい、そして非常勤の掛け持ちは何故常勤先を持たないのかと医療機関側から疑念の目を向けられやすくなります。
後日弊社のコンサルタントとW先生は面談をする事になり、しっかりとこれまでのご経歴の背景やご経験・ご実績、過去の転職理由 等をお伺いしました。
先生と分かれる頃には、弊社コンサルタントはW先生のこれまでの医師人生をしっかりと把握していたのです。
そしてそれから暫く経った後、とある病院に興味を示したW先生はその病院に対し是非応募したいとのご意向を示されました。
しかし、その病院は過去に他の紹介会社様を通して応募した際に、書類の段階で断られてしまったようなのです。
面接の機会すらなく、当時はあきらめたようなのですが、改めて応募出来るのであればトライしてみたい!それが先生の強いご希望でした。
早速、弊社コンサルタントは病院の採用担当者へ連絡を取ると、案の定その担当者からこのような事を言われたのです。
「その先生は過去に他の紹介会社から応募してもらったが、経歴書を拝見してお断りしました。」と。
ですがここで引き下がるわけにはいきません。
先生と面談をさせていただいた際に、しっかりと先生のこれまでのストーリーが頭に入っていた為、ご経歴の一つ一つその時の状況や辞めざるを得なかった状況等、先生の代理人として代弁したのです。
すると病院の反応が変わりました。
もう一度院内で検討して下さる事になり、その後一度お会いしてみよう(面接)という事になったのです。
面接では院長と話が合ったW先生はこの病院を気に入り、そして最終的に院長先生から良い評価を頂いた先生は無事に採用オファーをもらえたのです。
W先生は現在もその病院にてご活躍されており、院長先生を初め他の先生方とも円満な関係性でお仕事をされています。
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作られたサクセスストーリーのようですが、以上は以前本当にあった事です。
先生のお話をしっかり聞かずに経歴書だけを貰って話を進めようとすると、必ず上手くいかない事が出てきます。
医師の転職市場はまだまだ売り手市場ではありますが、医療機関側も選ぶ目を持っており、以前のW先生のように書類で断られてしまうなんて事は当たり前のように起こります。
その理由の一つに代理人にならなければならない立場のコンサルタントが先生のストーリーを語れないからです。
ですから私共は必ず先生とコンタクトを取っても直ぐに転職に向けて活動を起こしません。
先生の話を聞く事から、そして先生を理解する事から始めます。
それは転職成功という大ジャンプが出来るよう、しっかりと土台を固めるのと同じです。
先生方が転職に向けて真剣・慎重なように、私共も真剣・慎重なのです。
安易に話を進めてしまって、本来なら進むお話が断られてしまうという事は絶対に避けたいのです。
少々面倒とお考えになるかもしれませんが、安易にお話を進めて一向に話が進まないという事や入職後に後悔(転職失敗)となる方がよっぽど面倒だと思います。
転職をお考えの際は、是非転職コンサルタントと先生のストーリーの共有を行なってみて下さい。