医師が転職活動を行う際にも「タイミング」が非常に大事な要素になります。
タイミングが良ければ転職が上手く運ぶ可能性も高まるでしょうし、逆にタイミングが悪ければ思い通りの転職を行う事が出来ない可能性が高まる事も考えらえます。では転職活動を行う際のタイミングを考えるにあたり具体的にどんな事を意識したら良いのかまとめてみます。
 
 

 
 
①年齢による転職のタイミング
先生方の転職においても、それぞれの年齢層によって求められる要素が変わってきます。
一般的なイメージとしましては、
・20代~30代前半くらい・・・研修医、スキルアップ、資格の取得など将来を見据えての活動を行うタイミング。どちらかというと医療機関側から学ばせてもらう場合が多く、好条件での転職等は考えにくいタイミングになります。
・30代後半~50代くらい・・・経験を積み資格などを取得した先生方が多くなり勤務先から求められる要素が高まるタイミング。医療機関からも一番の戦力として期待される年齢です。その分、条件交渉などにおいて最も優位に進める事が可能な年齢と言えます。
・60代以降・・・定年などを意識し定年後も長く勤務する事が出来る職場を探すタイミングです。転職に対して雇用する側もされる側も何か特別な事を求める事は少なくなります。
これらのタイミングを意識する事で自身の年齢に見合った転職を行う事が可能になります。
 
 
②1年の流れに関する転職のタイミング
年間のイベントを考えた場合においてもタイミングが重要になります。特に常勤の場合には4月から新たな勤務先での就業をスタートする事が圧倒的に多いので、4月を見越して転職活動する事も一つのタイミングになります。その場合には前年の夏~秋頃には転職活動をスタートする事が大事です。早い場合では1年前から転職活動をスタートする場合もあります。ただし早すぎてしまうと医療機関側の採用計画がはっきりしていない場合も多く受付できないと断られる事もありますので注意が必要です。逆に前年の年末を越えてくると各医療機関の採用活動が一旦落ち着いてくる事になります。つまり良い求人から充足していきます。出遅れてしまうと良い求人が無い中で転職活動をせざるを得ない状況になる事もありますので出遅れないようにする事も大事です。
 
 
このように転職のタイミングには様々なポイントが存在しています。それだけ転職活動においてはタイミングが大事であるという事の裏付けになります。そこで次回も引き続き転職のタイミングについて記載致します。