本日は表題の件についてお伝えしたいと思います。
何故、有効期間があるのかもお伝えします。

まず流れとして、私共は先生方から転職のご依頼を頂くのと同時に、先生のお考えやご希望条件をお伺いしています。

例えば、
・専門外来をやりたい。
・今後は〇〇〇の症例を中心に診ていきたい。
・年収は〇〇〇〇万円以上はほしい。ないと困る。
・当直は月1回まで。可能なら免除であってほしい。
・勤務日数は週4日の勤務を希望。
…etc

これらの条件は先生方によって様々です。
そしてこれらの希望を私共が把握して、各医療機関へ条件交渉をしていきます。

その交渉を受けた医療機関側は、
「その〇〇〇〇という条件は吞みましょう！」
「その条件は難しいが代わりに違うご希望条件である〇〇〇を吞みましょう！」
などといったお話を下さいます。
（難しい条件交渉の場合は面接後の人物評価があった後になるケースもあります。）

こうして完成した求人がオーダーメイド求人と呼ばれる先生のご希望に沿った求人なのですが、その求人情報を先生方へお送りし検討いただきます。

ただ実はその検討期間が長くなればなるほど、その条件の効力は失われていくのです。
これが事前に条件交渉をした求人の有効期限です。

「以前求人をもらった際は〇〇〇〇という条件だったので、ようやく応募しようと思った時には既にそれは難しい条件に代わっていた…」なんて事があったりします。

それは何故か？
以下の事が起こりえるからです。

① 応募者が複数名になり、医療機関側から見て、条件を高く希望する先生の優先順位が下がってしまった。
② 先生と同じようなご経験、ご年齢の先生の採用が決まってしまった。（その条件を受け入れる必要がなくなった。）
③ 院長や採用担当者が日々の様々な求人に対するお話の中で、以前話した条件面の事を忘れてしまった。
④ 先生の応募が遅くなった事により、医療機関側の採用熱が冷めてしまった。

もし、求人情報が届いたらそれを確認・判断された上で、コンサルタントに以下のようにお話するのがベターです。
「〇〇病院の求人はキープ、◇◇病院の求人はなし。」
（キープという事であれば、その医療機関に対しコンサルタントから繋ぎの話をしておく事が出来る為です。）
その後、ある程度情報が揃ってからキープの中から話を進める医療機関を選択する方が良いでしょう。

先生担当のコンサルタントに、条件交渉をさせ求人をカスタマイズする事は良いのですが、
先生におかれましても届いたオーダーメイド求人については、その効力が無くなる前に（転職を急かす意味ではなく）可能な限り早めのジャッジをお勧め致します。