転職活動を行う際ですが「通勤距離」は非常に重要な要素の一つだと思います。
今までに転職の件でご相談を頂いた多くの先生方からも、通勤距離は出来るだけ近いに越した事は無いという事で、お伺いさせて頂く事が多くなっておりました。
そこで、私共としましても先生方に各医療機関の情報をご案内させて頂く際には、出来る限りご自宅より近い距離の医療機関からご案内させて頂く事が多いのが事実です。
しかし、通勤距離が近いという事は必ずしもプラスに働く訳ではなく、時にはネガティブな事象を招いてしまうきっかけになってしまう恐れもございます。
過去に実際にご案内させて頂いた一部の先生方からは、通勤距離が近かったが故に起こってしまった事象として以下のようなお話を伺った事がございます。
「病院(クリニック)に通院されている患者との生活圏が近かったため、買い物のため地元の街を歩いていた時に患者やご家族とバッタリ会ってしまった。
住んでいる家の場所やプライベートの事がバレてしまうのではないかと心配になってしまった。」
「当時勤めていた病院から家が近い事を理由に、他の先生方よりも多く早出や遅番に入って欲しいとの依頼を受けたり、急に当直に空きが出来てしまった時に真っ先に入って頂けないかとの依頼を受けました。
上手く断る事が出来ずに非常に困っていた。」
「新たに訪問診療を開始する事になったのですが、訪問する先が勤務していた病院の近隣の所が多かった事もあり、土地勘がある事を理由に無理やり対応させられてしまった。」
以上ような内容になっております。
もちろん先生方の中には、実際に近隣にお住まいになられている場合もありますし、こういった事象に対して気になさらない事もあると思います。
ただ、こういった事象が生じてしまう可能性があるという事は念頭に入れつつ、新たな職場をお探しになられる事をお薦め致します。
今後の転職先をお決めになられる際の参考にして頂けますと幸いです。