「求人数が多いサイト」で良い転職は叶うのか?

 

私共【精神科医の転職相談室】へご相談に来られる先生の中には、数多くの求人紹介を期待されている先生方がおります。
確かに私共は多くの求人を保有していますし、先生のそのようなご意向に合わせて求人情報を提供させていただいております。

しかしながら、医師の転職において、「求人数が多いサイト・会社に登録」と「良い転職が出来る可能性が高い」という事は決してイコールではありません。
インターネットの広告や検索結果でも求人数をアピールしているサイトはあるかと思いますが、重要なのは【数】ではありません。
案外これは転職において重要な事ですので、本日はこの点についてお伝えしたいと思います。

まず先生方はこう考えていませんか?
「求人数の多いサイトに登録すれば、多くの選択肢の中からより良い求人を選ぶ事が出来る。」
「つまり良い転職が出来る!」と…

実はそれ、少し間違っています。

精神科転職のプロである私共が自信を持って言える事は、転職において重要な事は、求人に掲載されている表向きの内容だけではなく、先生ご自身が転職先候補の病院やクリニックが「本当のところどのようなところなのか?」「内情がどうなのか?」を知る事です。
先生をアテンドする転職コンサルタント(エージェント)が、医療機関側の内情を知っていて、且つ精神科転職、精神科医療について詳しいかどうかです。

例えば、実は医局の雰囲気が良くない・・・、実は経営者のワンマン傾向がある・・・、実は医師と看護師の間で溝がある…、実はああ見えて院長は院内で非常に評判が良い…etc
このような情報は絶対に求人には載っていませんし、表立って公表もされていません。
勿論、見学や面接の短時間で判断出来る訳もありません。

つまり重要なのは、求人数だけではなく、精神科医師の市場においての絶対的な知識量を持つ人を味方にする事です。

一般的に求人は表向きの事しか記載がありません。
勤務時間がどうだとか、アクセスがどうだとか、給与がどれくらいか、勤務内容はこうだとか、医師の数は〇名だとか…etc

しかしそのような情報は病院側に連絡をして確認すれば簡単に得られる情報なのです。
よって求人数の多さだけで安心してはいけないのです。

では何故このような情報が重要か?
それは転職失敗のリスク回避になるからです。
ご入職後に「実はこんな病院だったのか…。まさか…。」とならない為に重要なのです。

これらの情報は長年多くの精神科の先生や病院とお付き合いを続けてきたからこそ得られる情報です。
(良い話・悪い話は人によって感じ方が違う為、私共は情報を多く集め、統計的に判断をしています。)
昨日今日連絡をして得られる情報とは訳が違います。

また医師の転職の場合は、買い手市場(採用する側の医療機関が先生方を選んで採用する状況)ではなく、売り手市場(先生が職場を選べるような状況)というケースが多くなっています。
よって本来なら、求人数をアピールするより、絞り込みを行う為の知識や情報を先生と共有しなければならないのです。

求人数は数を持っていてもあまり意味がありません。
数よりも先生方をアテンドするコンサルタントの「プラスαの情報量」と「精神科転職においての経験値」が非常に重要なのです。

もし私共【精神科医の転職相談室】にご相談にいらっしゃる先生方は、求人数だけでなく、この点も期待して頂ければと思います。