転職活動を行う際の最大のポイントは、実際に医療機関に訪問し面接や見学に参加して頂く事ではないかと思います。
やはり書面上の情報やネット上の情報、頭の中でイメージしている情報だけでは最終的な判断を下すことが難しいと思います。
そこで転職活動を行う際には、実際に目で見て聞いてみるという意味も含めまして、積極的に面接や見学に参加される事をお勧め致します。
しかし闇雲に参加して頂くだけですと、折角の機会が無駄になってしまうような事もございます。
過去に実際にあった事例としては、お忙しい中、複数の医療機関の面接や見学にご参加して頂いたにも関わらず、結局どこの医療機関が良かったのか悪かったのか、決め切ることが出来ずに話が流れてしまうような事もしばしばございました。
では何故、このような事態が生じてしまったのかと言いますと、それは「具体的にどんな職場で働いてみたいと思っているのか」「どういった条件であれば転職する価値があるとお考えになられているのか」「そもそも転職する事で現在抱えている課題を解決する事が出来るようになるのか」「衝動的に転職したいと思ってしまっただけではないかどうか」こういった転職する際の目的や理由が、明確に定まっていない事が最大の原因ではないかと考えております。
まずは面接や見学に参加される前の段階で、改めて転職理由や目的を明確化して頂き、そのイメージを持ちつつ面接や見学に参加して頂く事が大事ではないかと思います。
この軸が無い中で参加されたとしても、結果的に先生方にとり良い医療機関がどこなのか、逆に合わない医療機関がどこなのか、そもそも転職すべきか否か等について、はっきりした答えが出ないまま終わってしまう事になるのではないでしょうか。
まずは見学してから考えるという方法もありますが、内容の濃い面接、見学を実施して頂く事が、結果的に転職におけるミスマッチ等を防ぐことにも繋がるのではないかと考えております。
そういった意味でも、これから面接や見学への参加をご検討されている先生方、改めて上記のような点についてご確認頂けますと良いのではないかと考えております。
ご参考にして頂けますと幸いです。